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主婦から派遣社員、リーマン・ショックは乗り越えたのに会社の業績悪化で派遣切り

2015年10月2日

主婦から派遣社員、リーマン・ショックは乗り越えたのに業績悪化で派遣切り。

リーマン・ショックの頃、派遣社員はいちように怯えたもの。

そう、あの頃はニュースでさかんに「派遣切り」という言葉が取り上げられ、なんだか暗い世相だったわ。わたしはなんとか乗り越えました。しかし、4社目で会社の業績悪化に伴う「派遣切り」に遭遇するハメに。

いままでの派遣先で一番、気に入っていた派遣先 & 仕事だったので衝撃は大きかったです。

経済的打撃はもちろん、それ以上に心理的に落ち込んだような気が。自分を否定されたような感覚を味わいました。

仕事内容はヘルプデスク & HP更新 & サーバー管理 & データ入力

ざっと説明をしますと・・・

  • 業種:メーカー
  • 職種:OA事務
  • 内容:ヘルプデスク & HP更新 & サーバー管理 & データ入力
  • 残業:ゼロ
  • 仕事の指示をする人:おじさん
  • 同じ仕事をする人:ゼロ

仕事の内容は多岐にわたっておりますが、仕事そのものはぬるーく、穏やかで、ゆるいものでした。

求めるのは「大人の女性」

今回の仕事は派遣会社から持ち込まれたお仕事でした。派遣会社の営業が歯切れ悪く言うには・・・

「上司がちょっと面倒くさい人でね。いえ、いい人なんだけれど、面倒くさい人でね・・・」

と若い女の子には対応がまず無理だろうということで、アラフォー直前のわたしに持ち込まれました。「え、わたし若くないの?」と衝撃を受けたことは内緒です(T_T) ← 衝撃を受けるのが間違っている。。。

「そこそこ社会人経験があって、上司が何を言おうと柳のように受け流す事ができる人が望ましい」

とのことで顔合わせの場に。

そこで上司と対面しましたが、わたしはさほど酷い印象を受けず、そのまま就労することに。時給もそこそこ良かったし、何よりも仕事がちょっと興味深かったのです(*^^*)

管理人
しかし、結果としてこの上司は面倒くさい男でしたわ。

ソフトもサーバーも知識が無くても意外と仕事は出来るもんだ

イメージ画像_パソコン

社内ヘルプデスクでした。

わたしはとあるソフトの管理人 兼 ヘルプデスク 兼 メンテナンス。それに関連してサーバーの管理やらデータの入力、HPの作成・更新作業を。

ソフトは全社員が使うもの。

独特の社内システムでして、妙に凝っているというかなんというか独特の様式がありまして、どうにも使いにくい・・・で、使いこなせい人が多数発生中。

それらの質問に対応する仕事をわたしがしておりました。「え、わたしも知らんよw」と思いながら。だって、そのソフトの存在を知ったのはその会社に入ってからですから(汗)

ま、わたしは管理者権限で万能の神であり、そのソフトに関して何でもできちゃうので、「ちょっと調べてみますねー」とかんとかで回しておりました。

それに付随してサーバーの管理などもやっていたのですが、これまたサーバーのことなんか何も知らないわたし。

そんなわたしができたことは「問題が発生 → 強制シャットダウン & 再起動 → ヨシ、復活した!」だけ(笑)。それ以外はすべてサーバーの管理会社におまかせ~という感じのぬるさ。

また、それに付随してHPの更新やデータの管理、Access や Excel を使っての集計作業、データ入力などを行っていました。ざっくりというとメインは社内ソフトの管理であり、他はその管理に必要な作業という感じでしょうか。

ま、それはいいのですが、今書いたこれらの仕事をできるのが社内にわたしと上司しかいないってことが超問題でした。

その上司も大枠を把握しているものの、細かいところは分かっているようで分かっていない風情。

となると・・・あ、ここで派遣社員ライフ2社目が頭のなかに・・・ヒョ~ → 主婦から派遣社員、グローバルな企業でグローバルな仕事にヘトヘト。

でも、意外と出来ました。

上司が手術!?入院!?全ての責任が派遣社員であるわたしの肩に・・・

そんなある日、上司が手術 & 入院することになり、すべての責任がわたしの背中に。

だって、そのソフトやサーバーやらHPとの連携の仕組みを把握しているのは、上司を除いたらわたしだけなんだもーん(*´ω`*)

なんだもーん

なんだ、もー・・・ん

そう、わたしだけ。フロアに40人ほどいたと思いますが、理解できるのは派遣社員のわたしだけ。。。

で、フロアのトップに呼びだされました。

「あいつが入院している間、くれぐれも休まないでくれ。遅刻・早退もダメ。有給はもってのほか」

と、勅命を直々に拝命しました。

ああ、背中にのしかかるあれやらこれやらが重たかった・・・「絶対に風邪をひくまい、絶対にしんどくならない、何があろうと出社する!」と己に言い聞かせ、根性で過ごしたものです。あ、特に問題はありませんでした(*´ω`*)

とはいえ、上司が1ヶ月ほどで復職した時、歓喜の雄叫びを!

背中にズドーンと伸し掛かっていたものが全て消えたような、爽快感を。ちょいアレな面倒くさい上司の背中に後光がさしていたことを覚えております。

それにしても、この仕事、社員がもう一人ぐらい把握しておくべきだよねーと思いましたわ。

わたしがいた部署は社員の墓場と噂され・・・

管理人
社員の墓場だけにボロイ別館に部署はあり、社員食堂に移動するだけで10分弱・・・貴重な昼休みが・・・加えて夏は暑く、冬は寒い、というトホホさでした。

わたしが派遣された部署はごった混ぜの部署。

で、社員の間でわたしの在籍していた部署は「墓場」と囁かれておりました。「窓際」という表現でもいいかしら?

で、フロアにいる社員は概ね以下の基準で集められた様子。

  • 仕事は出来る。人間性に問題がある。
  • 人間性に問題はない。仕事が出来ない。

わたしの直属の上司は「仕事は出来る。人間性に問題がある」でした。何しろ当時の役員を殴ったという伝説がありましたから・・・(^^;

が、大方は「人間性に問題はない。仕事が出来ない」人でして・・・わたしのやっていることはさほど難しくはないのですが、理解できないようです。。。というか、上司に関わりたくなかったのかもしれません。気持ちは分かる。

でも、上司以外は本当にいい人の集まりですごく居心地のいいフロアでした。

わたしが上司にギャフンとされると(しょっちゅうやられていた・・・)、皆でフォローしてくれるし(T_T)

仕事も基本的に一人職場っぽい雰囲気でマイペースにできる & 残業はしないでくれ方式だったので本当に楽でした!

今までの派遣先ではいちばん気に入っておりましたし、「ここでは出来るだけ長く働きたいなぁ」と思い描いていたものです。

でも、会社に忍び寄る業績悪化という波。

派遣社員は一斉に派遣の契約をしないことを告げられました。

社をあげ「派遣社員を切る」と。

派遣切り、覚悟はしていたけれど・・・衝撃を受けた

青ざめる女性リーマン・ショックの頃から、漠然と心のなかで覚悟を決めていたつもりです。

「派遣契約はいつ打ち切られるか分からない」

と。ええ、頭では理解していました。それが派遣社員なのだ、使い捨てのコマなのだ、と。

わたしはそれを理解した上で派遣社員としての気楽さをとったつもりでした。過酷だった正社員時代に戻りたくない、と。

でも、実際に派遣切りを宣言されるとこたえますね。

わたしの場合、幸いにも「この仕事を辞めたら、即路頭に迷う」ということはありませんでした。精神的にもそれほどこたえず、「あ、ここに来てこれか・・・」と悟りのような気持ちを抱いたつもりでした。

救いは派遣社員全員が一斉に切られたことでしょうか。派遣社員同士、ものすごく連携しあいましたわ・・・

でも、時間がたつにつれて少しずつ派遣切りの事実と衝撃の波が襲いかかってきたような気がします。

「ああ、そうか・・・切られたんだな」

と。派遣された先がたまたま業績悪化しちゃったんだよね・・・とは割りきれませんでした。気に入っていた仕事だけに悲しかったもの。まだまだいろいろとやりたいことがあったのに、と。

何よりも周囲の目が辛かったです(T_T)

社員の方々が腫れ物に触るように接してくるのが本当に辛かったっす。普通に接してくれればいいのに、と何度思ったことでしょうか。恐らく、「派遣社員が全員消えた、その仕事はどうするんだー誰がやるんだー」と怯えておられたのだと思いますが・・・

とはいえ、会社を去る日が近づいてくるとウキウキしましたが^^;

ああ、わたしは自由だ!と。

もし、あなたが派遣切りにあったら?失業保険は?

まず、就業期間や保険加入期間に関する条件を確認しましょう。また、「会社都合」扱いになるか否か

それには派遣会社の営業に確認するのが一番確実です。

聞いた話ではこのような場合でも「会社都合」にならない派遣会社もあるようですので・・・

大手の派遣会社はまず間違いはないと思いますが、しっかりと確認を。「会社都合」か「自己都合」で失業手当の受け取り開始時期が異なってきます。これ、重要。

1.定年、自己都合、懲戒解雇等により離職した方(特定受給資格者以外の方)
離職の日以前2年間に、離職日からさかのぼって1ヶ月ごとに区切った期間に賃金の支払いの基礎となった日数が11日以上ある月が12ヶ月以上あり、かつ、雇用保険に加入していた期間が原則満12ヶ月以上あること。(離職票-2の9参照)

2.倒産、解雇等により離職を余儀なくされた方(特定受給資格者)
上記1の要件を満たすか、もしくは離職の日以前1年間に離職日からさかのぼって1ヶ月ごとに区切った期間に賃金の支払いの基礎となった日数が11日以上ある月が6か月以上あり、かつ、雇用保険に加入していた期間が原則満6ヶ月以上あること。(離職票-2の9参照)

失業保険を受給するには「雇用保険に加入して、6ヶ月以上勤務していた」と事実が必要となってきます。また、給料の満額が出ないとはいえ、毎月決まったお金が入るか入らないかではその後の生活に大きな違いがあります

そして、派遣会社に次の仕事の紹介の見込みなどを確認しましょう。

担当営業や派遣会社との付き合いの長さにもよると思いますが、派遣切りにあったことを知っている派遣会社は割合すぐに次の仕事を紹介してくれる雰囲気です。

もしくはこれをきっかけに直接雇用の仕事を探すのもアリ、自営業になるのもアリ、家庭に入るのもアリ。

管理人
どの道を選ぶのもあなたの自由です。

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ワタノユキ

マイペースに生きる主婦 & 在宅ワークの日々(since20141003)。理想と現実の狭間を永遠に彷徨い中。 詳細なプロフィールはこちらにて。 わたしらしく年齢を重ねる もよろしく♡

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