人生の最後を迎えるときどう過ごしたいのか?終末期医療について考える。

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最近、終末期医療について考える。

終末期医療という言葉は知っていたが、それを実感したのは今、初めてだ。人生の最後をどのように過ごすのか?父の姿を見ながらしみじみと自分の終末期を考えてしまった。

父の場合は母も健在だし、子どもがいる。しかし、母も含めてわたしたちは父の人生の最後など考えたことがなかった。

父の最後はどのように過ごさせてあげたいだろう?

父はどのように過ごしたかっただろう?

などと何度考えても、話し合っても答えが出るような出ないような、非常にあやふやで曖昧だ。

その中、わたしたちが知っている、元気なころの父の姿を思い浮かべながら、父の最後のありようを模索しながら探し出そうとしている。

翻って問題は我が家だ。

子どものいない我が家。年上の主人はわたしが見送るとして、わたしの人生の最後をどのように過ごすのか、幕をおろすのかよく考えるようになった。

わたしの理想の死に方はバタンと倒れて、そのまま死ぬ、ということ。道端でも家でも、見知らぬ土地でもいい。バタンと倒れてアディオス、みたいな。後のことは知らん、みたいな。汗

もしくは倒れて病院に運ばれたけれど1週間も立たないうちに亡くなった、とか。わたしの祖父がそうだった。

祖父の死はあまりにも急すぎて周囲は慌てまくったけれど、今思うととっても理想的な死に方だ。祖父は病院に1週間しか入院していないし、最後まで意識がハッキリとしていた!終末期をどう過ごすか考える余裕もなかった!倒れた、亡くなった、お葬式と流れるように進み、悲しむ間もなかった。祖父とわたしは性格や顔が似ているらしいので同じ死に方ができるかも!?

なーんて現実逃避をしても無駄。現実、そんな理想の終わり方があるだろうか?

ない。

いや、ひょっとするとあるかもしれないが、割合としては非常に少ないだろう。

となると、誰かに人生の最後の過ごし方を託しておかないといけないな、と思い出している。元気なうちに。今すぐじゃないけれど20年後あたりに手配をしようと思った。甥や姪などの親族ではなく第三者に。今後、20年なら主人が生きている(予定)なので、まぁ、主人にくどいほど告げておこうと思う。

予定ではわたしと主人は20年後も生きていることになっているが、今回の父のありようを見ていると病の恐ろしさを痛感させられた。人の理性の儚さ、人の知性の脆さ、人の心の壊れやすさ、人の体の弱さを強く、強く実感してしまったのだ。

ああ、なんて恐ろしいのだろう、と。ああ、人はなんて脆く、儚く自分を手放すのだろう・・・!人の体はなんてあっけなく弱っていくのだろう・・・!と。

さて、終末期医療。

頑として力強く病に立ち向かい、少しでも命を伸ばすのではなく、抱えている痛みと心の不安をできるだけ緩和し、好きなものを食べさせて、静かに人生の幕を下ろす。これが我が家の出した決断だ。

言葉にすると簡単だが、どのようにすることがいいのかなーなんてよく思う。また、実際に理想通りや思い通りにはすすまないだろうけれど、娘としてできることをつとめていきたいと思う。

そして、自分がどんな最後を迎えるのかは分からないが、延命の拒否を含む終末期の過ごし方(治療は最低限で結構!)、医療費の支払いなどどこかで整理をしておかないとダメだね、と思います。

これを機会に少しずつ、自分の死に支度を整えていこう。

次は50歳で見直し、その次は60歳で見直し、以降は5年ごとに見直そう。

そのころになると、人間関係の希薄さがますます進み「孤独死」とか医療の発達による「終末期医療」がもっと問題になっていそうな気がするのでいろいろな手段もあるだろう。

ひょっとすると意思表示をするインターネットサービスも登場しているかもしれない。

クリック一つで財産も処理できるかもしれない(わたしはケチな伯母なので、医療費とか葬儀代の支払いが終えたら全額寄付するつもりだ!)。いざとなれば弁護士にお願いすることも一つの手段だ。

人生の最後は自分で始末をつけないとね。

そう思うわたしなのでした。

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3か月後の現在、父は意識を取り戻しました。

2017年5月4日現在、父は完全に意識を我が物としました。

当初、この記事を書いた2月ごろは本当に意識が混濁しており、自分で動くこともできない様子でしたが、今は病に倒れる前の父に戻りました。

そして、現在は抗がん剤治療に入りました。

余命宣告はあっさりと唐突に告げられる。そして、それから3か月後のお話を追記。

余命宣告はあっさりと唐突に告げられる。そして、それから3か月後のお話を追記。

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ワタノユキ

奈良在住のアラフォー主婦。
マイペースに生きる主婦 & 在宅ワークの日々(since20141003)。理想と現実の狭間を永遠に彷徨い中。 詳細なプロフィールはこちらにて。 わたしらしく年齢を重ねる 大人の塗り絵ライフ もよろしく♡