わたしは己の女子力が低いという自覚があります。
ここでいう女子力とは異性からのモテのための女子力ではなく、女子とウフフと付き合える女子力を指します。
そう、わたしの女子力の低さとは・・・
女の集団が苦手、女とのウフフ会話が苦手、女とのいつも一緒に行動が面倒くさい、トイレで化粧直しをしながら鏡越しの会話という高等な技術は放棄、という。
大人になり、専業主婦になり、そのあたりのしがらみから解放され、現在は割とほっと息をついているところ。ああ、自由だわ!と。ま、今度は近所づきあいという更なる壁が待ち構えておりましたが・・・遠い目。
ま、ともあれ、現在、残っている貴重な女友達は基本的に次のいずれかに分類されるかと思われ。
- 女子力が高い。
- 女子力が低い。
うふふ、あはは、と友情を築いております。
女子力が高い女友達。
彼女たちは一様に以下のような特徴を。
- ファッションは王道OL路線。
- メイクはうっすらナチュラル。
- 昔のクラスメートをいつまでも覚えている。
- 堅実な仕事についている。
- 華麗なるフットワーク。
こんな壁の隅大好き、壁と同化するのが大好き、むしろ壁は友達よ!というわたしを真ん中へ引っ張っていき根気よく、愛想よく付き合ってくれます。また、わたしも彼女たちと1対1で付き合うのは本当に楽チン。
彼女たちと交わす会話は本当になめらかなホイップクリームのよう。
悩みも愚痴も怒りもコイバナも噂話もすべて会話のネタであり、なめらかになめらか~本当になめらかにお互いにこぼしあい、それらに対してアドバイスをしたり、貰ったり。そして、時折、シリアスな話題で頷いてみたり。
でも、お互いの頭の中にあるのは「今夜の晩御飯どうしようかしら?」みたいな。時折、計算も働き、「これぐらい頷いておけばいいかしら?」「これぐらい感動しておけばOK?」みたいな。それが正しい女の友情です。何よりも30年とか25年前のクラスメートのことを未だに記憶していることに驚かされます。わたしはほとんど忘れたわ。
そして、別れた後「また近いうちに会おうね!」と。事実、会います。
親しき中にも礼儀あり、というこれぞ大人の女の友情だよね、みたいな。
彼女たちから「世界は広いよ&社交術とは何か」ということを学びました。今でもわたしの心の師匠です。
女子力が低い女友達。
一方、女子力の低い女友達は。
- ファッションは超オシャレorマイペース。
- メイクは極端。濃いかすっぴんか。
- 本当に親しい、心を開いた人以外はどうでもいい。
- 堅実な仕事orマイペース仕事。
- 鈍重なるフットワーク。
基本的に自分さえよければOKの自己中心的マイペース路線で「協調性、何それ?美味しいの?」系だと思っていただければ。そう、冒頭にあげたように・・・
女の集団が苦手、女とのウフフ会話が苦手、女とのいつも一緒に行動が面倒くさい、トイレで化粧直しをしながら鏡越しの会話という高等な技術は放棄。
という面倒くさい女です。
でも、大概は努力して周囲にウフフとしているような気が。特に学生時代や外で働いているとそうなりますよねー。
が、時折、同じような匂いを発散させているお仲間を見つけるともう堕落しまくり!ホイップクリームのようになめらかな会話を放棄し、ひたすらゴーイングマイウェイにいきがちですね、お互いに。
基本的なベースは同じなんだけれど、お互いに自分の気分が乗らない限り動かない、という鈍重さゆえに友情は復活したり、途絶えたり。でも、一度、友情を結んだことは決して忘れない関係性みたいな。
時折、距離感覚を間違えたりすることもあるけれど、それもまぁ、あの子ならねーいいかな、と。
〔参考〕16Personalities性格診断テストをやってみた→かなり当たっている(笑)。
いずれの女友達も大切。
自分の中でバランスを取っている感じがします。
どちらの友もわたしにとっては大切な存在。青春という名の時を共に過ごし、20代という女のサバイバル時期を乗り越え、30代の迷い道を歩き、40歳になった今、どの友達も大切だなぁ、とシミジミ。
パーフェクトな友は出来なかったけれど、そこそこの友達がいるという事実に満足をしております。そもそもパーフェクトな友なんてできないよなぁ、と悟りを開き中。
もちろん、40歳になった今からでも新しい出会いや付き合いはあるでしょう。
が、わたしの中で友達というとやはり学生時代からの繋がりが浮かび上がってきますね。
ライフスタイルのすれ違いをどう乗り越えるか。
今後の課題はライフスタイルのすれ違いをどう乗り越えるかが課題になってくるか、と。
今でも大きくすれ違ってきていますが、ますますねー話の内容とかネタも妙にずれてきていることを感じますが、うふふ、と調子をあわせています。
が、わたしが感じている違和感を向こうもきっと感じているに違いありません。
結婚しているか否か、子どもがいるか否か、同居しているか否か、働いているか否か、正社員かパートか、恋人がいるか否か、一戸建てかアパートか、洋服は百貨店かファストファッションか、実に細かいことで少しずつ、少~しずつなんだか違和感を感じるもの。
仲の良い女友達だからこそ、「あれ・・」みたいな違和感を。
これが職場で出会った人とか近所の人とかだったら、さらりさら~りと流せるものが何故か女友達と認識している関係性になると棘が引っかかったようになることが間々あったりなかったり。
特に女子力の高い女友達とはその引っ掛かりを大きく感じます。
なめらかなホイップクリームに包んで、包んで会話をしているからこそ、その奥に何があるのか考えてしまうのでしょうか。はたまた、わたしの心の狭さゆえ?つくづく学生時代は単純だったわ!
そのズレを感じたことを隠したまま付き合うか、付き合いをしばらくお休みをするか。はたまた悩ましいところです。
つくづく、女のライフスタイルの変遷は悩ましい問題ですね。