先日、申し込みをした、日本ファイナンシャルアカデミーのお金の教養講座 を受講してきました。
受講した内容や参加者の様子などを紹介したいと思います。
さて、今回、受講したお金の教養講座の主催者であるファイナンシャルアカデミーの最大のウリは独立系のファイナンシャル教育機関であること。
つまり、他の金融機関や金融商品とは繋がっていないので、特定の金融商品や特定の会社をすすめることはない、ということ。絶対の独立性を強く主張していました。
結果、自分に向いた投資方法や投資先の選び方、安定した運用の仕方、損をできるだけ減らす投資方法などを教えるけれど、ある特定の銘柄や投資方法を指定することはないよ、ということでしょう。
年間255講座、累計41万人以上が受講したお金の学校定番講座「お金の教養講座」
セミナーは2部構成、1部「お金の教養編」と2部「資産運用編」
お金の教養講座plusセミナーは2部構成で行われました。
- 1部 お金の教養編
- 2部 資産運用編
ざっくりと分類しますと1部のお金の教養編は家計管理、2部の資産運用編は外貨・FX投資、株式投資、不動産投資をして積極的に資産を増やしていこう(資産運用)という説明になります。
会場は満員、男女比は半々、若い女性が多かった印象
会場の収容人数は何人か把握できなかったのですが、100人近く参加していたように思います。
年代は幅広く、20代から50代ぐらいまで幅広く参加をされていました。男女比はちょうど半々という印象。
また、わたしが想像をしていたよりも若い方の参加が多かったですね。特に20代、30代の女性がとても多かったように思いました。それだけ今の若い子はお金に関する意識がしっかりとしているのかもしれません。
わたしの20代のころとは大違い!と妙に感心しました。
一方、わたしのように主婦っぽい方やサラリーマンっぽい方もおられ、本当にいろいろな人が参加している印象でした。
1部 お金の教養編 お金を稼ぐ力よりもお金を持ち続ける力をつけよう
1部、お金の教養編は時間にして約1時間弱行われ、内容は基本的な家計管理に関する説明になります。
収入の2割を貯蓄、2割を自己投資、6割は生活費
上記の図の要領で毎月決まった金額を先取り貯蓄する必要性、最終的に収入の2割を貯蓄、収入の2割を自己投資を目指すできる範囲ではじめよう、という話になります。お金の教養講座によると上記の割合が理想的な家計簿だということになります。
また、貯蓄する際は強制的な貯蓄の仕組みを作ること(先取貯蓄)、簡単に引き出せない仕組み(財形貯蓄、定期、キャッシュカードを作らない)を作ることが推奨されていました。
また、自己投資とは「さらなる収入を生み出すために自分を磨く自己投資」ということを指します。
例えば、資格を取る、とか勉強をする、そして、今回のファイナンシャルアカデミーが主催するお金の教養講座へ通う、とか。実際のところ、この段階ではそこまであからさまな誘導はありませんが、結局はそういうことであろうと妄想しておりました。
家計においても損益計算書と貸借対照表を作ろう
また、家計においても定期的に損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/L)を作ることを勧められました。
損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/L)
・損益計算書(P/L)会社の一会計期間における経営成績を示す決算書。 会社の経営成績を収益(かせぎ)と費用(コスト)とを対比して、その差額として利益(もうけ)を示す。
・貸借対照表(B/L)会社の期末における財政状態(資産・負債・純資産の状態)を示す決算書
つまり、家計管理に関してはいたってオーソドックスな講座内容です。
いかにして現状を把握し、お金をきちんと貯めていき、そして、お金の使い道を考えるか、という一つの指標になります。
1部の終盤、隣の人とディスカッション
1部の終わりに隣の方とディスカッションがありました。互いの共通点を探していく、と。
そこで、普段は夫以外の誰にも話していない、家計管理や投資信託、FXなどお金の話ができたのも興味深かったです。
2部 資産運用編 自分だけではなく、お金にも働いてもらう
時間にして約2時間弱、今回のお金の教養講座plusセミナーはこちらが種子になろうかと思います。
私も興味があったのはこちらですので、わくわくして拝聴させていただきました。セミナーでは資産運用の柱として、次の5つ提示されます。
- 株・投資信託
- 為替 FXや外貨、円、ドル、ユーロ
- 不動産 アパート・マンション経営
- 債券 国債・地方債など
- 商品 ガソリン・金・銀・大豆など
このうち、上記の3つに関して熱烈に推奨されています。つまり、株(投資信託はおまけ)、FX(外貨もおまけ)、不動産投資ですね。
結論、全般的に「だから、それを見抜く方法を教えてほしいのよ!」と物足りない内容だったかもしれません。ま、その見抜く方法を知りたければ、当スクールに通え、ということでしょう。
もっとその先の情報を知りたいのよ!という飢餓感をうまくあおっている内容だな~と妙にしみじみしました。
資産運用にはルールが必要
さて、セミナーでは基本的に資産運用には「ルールが必要」だということが何度も告げられます。
ルールを設定して、正しく行うことが必要だ、と。そのルールとしていくつか提示されます。
例えば、FXの場合でしたら、以下の2つが大きなポイントだそう。
- 値上がりする通貨
- 金利が高い通貨
に投資しましょう。そして、その際に利益を確定するのはいつか、損を切るのはいつかを自分の中で明確にしましょう、と。
また、株式投資の場合でしたら・・・
- 株価が上がる会社を選ぶ
- リスク管理を徹底する
ことが重要だそうですが、これまた「その株価が上がる会社を教えてくれー!」と叫びそうになりました(^^;
ま、先ほども書きましたように、その投資すべき通貨や株式、また、不動産などを見極める方法、ルールの順守法などを実際の有料講座で教えていく形になるのでしょう。
この無料セミナーではFXや株式投資の仕組みなどを薄く、広く、浅く教えてもらう形になります。
不動産投資はなかなか興味深い講座だったが、果たしてそんなにうまくいくの?
わたしは今まで不動産投資に関して考えたことがなかったのでとても新鮮な話でした。そして、不動産投資はとっても、とっても美味しい話だと思いました。話されている通りに実践できるのであれば、本当においしい話です。
しかし、実際のところ、「税金は?保険は?震災があったときは?」などと考えさせられるものがあります。動かすお金も大きい分、一種のハイリスク・ハイリターンであることは否定できないのではないか、とばかりぐるぐると考える結果に。
また、不動産投資をやるなら都会に限るだろうけれど、そんなに都会に詳しくないし、物件を探すのも大変そう・・・と思ってしまいました。
ま、不動産投資におけるこの手の不安やハイリスクの部分をファイナンシャルアカデミーで勉強して理解し、避けていこうという話になるのだろうと思います。
不動産投資はうまくいけば、とてもおいしい話ですし、ある程度の収益性もあるのだろうと実感するものはありました。しかし、わたしは不動産投資をやりませんね。胃を痛めそうです。
最後にスクールの案内、申し込み方法 → 強引な勧誘は一切なし
最後にスクールの講座案内、そして、申し込み方法などあります。
その際には「たった1年お金の勉強をするだけで人生が大きく変わる」と訴えてきます。なかなか説得力があり、頷かされ、思わず仮申し込みをしそうになりましたわ(^^;
が、わたしは鉄の意識で振り切り、帰ってきましたが、セミナーを受けた3分の1の人は申し込み、もしくは仮申し込みをされている様子でした。ひょっとすると質問のためだけに残っておられるのかもしれませんが。尚、残っている方(つまり、申し込みに興味を示している方)は若い方が多かった印象。
ちなみに、わたしの隣の席に座っていた女性は仮申し込みをされていました。質問されている様子を耳をダンボにして聞いてしまいましたことよ・・・!
彼女は不動産の説明に食い気味でしたので、いずれは大家デビューをされるのかしら?と埒もないことを考えてしまいました。
そして、皆さまが気にっておられるでしょうが、しつこい勧誘や強引な勧誘などは一切ありません。
ただ、せっせと「たった1年間、お金の勉強をするだけで人生が大きく変わる」といわれるだけです。お金の勉強をきちんとしたことがない身には染み入る言葉でしたが、わたしは申し込みまでは繋がりませんでしたね。
また、今回はわたし一人で参加しましたが、夫婦で参加するとなお良いかもしれません。夫婦でお金のことを話し合う一つのきっかけになろうかと思います。
今回の講座で貰った資料
今回の講座で貰った資料を紹介します。
- 書籍『人生が変わるお金の大事な話』 ※Amazonにも売っています。
- 現在のお金ステージなどを考える、受講生の感想などを記載した冊子
- 投資スクールの案内
現在のお金のステージを考える項目は非常に興味深いものがありました。尚、ファイナンシャルアカデミーが対象にしているのはステージ1~3の人。つまり、現在のお金に何らかの不安を抱えている人になります。
ステージ4~5の人はお金に強い人になり、そのままお金道を突っ走ってください!とのことでした。
このチェックは定期的に行いたいものですね。
無料で頂いた書籍はざっと読みました。内容としては頼りになるメンターを師として仰ぎ、不動産投資でお金を増やしていく方法がつづられています。もっぱら精神論的な内容で方法論などはありません。資産運用の初心者向けの内容。
ファイナンシャルアカデミーのセミナーはこんな人にオススメ
- お金を増やしたい人
- 資産運用に興味がある人
- 本業以外に収入が欲しい人
逆に向いていないのは「資産運用にはさほど興味がない!」ただ「家計管理の方法を教えてほしい」「赤字家計を+にする方法を知りたい」という人ですね。この場合はFPさんに相談されるのが一番確実かもしれません。
ファイナンシャルアカデミーのマネー講座に向いているのは「多少の手間は厭わない、できるだけリスクを減らして、かつ、積極的にお金を増やしたい」という方だと思います。
「お金の教養講座」に参加して良かったよ
いろいろと書きましたが、今回のセミナーに参加して良かったと思っています。
特に不動産投資に関しては、目からうろこ方式で感動したものです。世の大家さんはこうやって稼いでいるのか、と勉強になりました。実践するのか、どうかはともかくとして、そうやってお金を手に入れる方法もあるのだということを学びました。
また、うちの親戚にも大家がいるので、「え、あのおじさんたちは家賃収入でいくら稼いでいるのだろう?」と思わず計算してしまいましたことよ。
また、FXや株式投資に関しては自分の中で揺るぎのないルールが必要だ、ということを改めて認識しました。させられました。そして、結局のところ、そのルールは自分で決めるしかない、と。
また、セミナーに参加して「世の中、お金のことを勉強したい、不安に思っている人がたくさんいるんだな」と実感しました。それだけで親近感がわきましたことよ。
まずは「2割の自己投資を何にすべきか?」「自己満足に終わらせないための自己投資は何か」と考えたいと思います。
その際に「ファイナンシャルアカデミーの講座がわたしにふさわしい」と感じたら申し込みをしているかもしれませんし、していないかもしれません。とりあえず、FXと株式投資で痛い目を見たら、考えるかもしれません。
わたしの場合、本当にお金は痛い目を見ないと目が覚めないですもの・・・!
が、お金で痛い目にあいたくない人はまずはお金の経講座無料セミナーに参加して、じっくりと考えてみませんか?
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