Amazonプライムビデオにシカゴを舞台に繰り広げられる法廷ドラマ『ザ・グッド・ファイト/The Good Fight』シーズン3の配信がきました。
早速、視聴しましたので、記録をしておきたいと思います。
尚、シーズン3の感想。相変わらず面白いよー!というところは変わらないのですが、物語の流れが細切れ状態になっている印象です。
その結果として、特定の主人公を決めずに群像劇のような流れになっていますね。
ダイアン、ルッカ、マイヤのヒロイン3人衆+メリッサとバーバラが占める割合が大きくなってきた印象。
配信の際の不手際のため、評価が低いのが残念・・・
参考【Amazonプライムビデオ】『ザ・グッド・ファイト/The Good Fight』シーズン3
※以下、ネタバレあります。
『ザ・グッド・ファイト/The Good Fight』シーズン3のおおまかなあらすじ
大きく次のことが中心として話が展開していきます。
- バーバラの父、公民権運動の英雄レディックのセクハラ問題と事務所の存続
- ある事件でマイア・リンデルと手を組む弁護士ローランド・ブラムに振り回される事務所
- マイア・リンデルが事務所を追い出される
- ダイアン・ロックハートとバーバラがリベラル過激派女性グループの活動に巻き込まれていく
- マリッサ・ゴールドが父仕込み選挙参謀の腕前を発揮
- 人種、性、年代、階級差別の是正(ポリティカル・コレクトネス)に揺れる事務所
- あのメラニア・トランプがルッカ・クインに婚前契約と離婚の相談をする
と相も変わらずのドタバタ、ハラハラ展開が続きますが、今回は長く続いているドラマにありがちな中だるみ感がやや出てきているように感じました。
とりあえず、トランプと変人弁護士ブラムに振り回される体を取りながらも、すべてが次のシーズン4への伏線という雰囲気でしたね~
いえね、一つ一つの話は面白いのですが、見終えた後に「はて、今回は何があったんだろう?」ときょとんとしてしまったかもしれません。
マイア・リンデルの急成長
マイア、ああ、マイア・リンデル・・・!
前作の『グッド・ワイフ』でのジュリアナ・マルグリーズが演じたヒロインの役を引きついだと思われるマイア・リンデル。
シーズン1ではその魅力がさっぱりと分からず、シーズン2でもいまいち「?」だったのですが、シーズン3でようやく楽しくなってきました。
曲者の弁護士に振り回され、結果としてありもしない薬物事件の責任を押し付けられ、事務所を追い出されたマイア。
その後、何故か、親友のメリッサを裏切り、ダイアン・ロックハートの誘いを袖にし、自らの道をつかみ取ったかのよう。ただ、その選んだ道が平坦で安寧なものか、といわれると甚だ怪しい。
でも、父の汚職事件を乗り越えたマイアならば、ブラムも容易く操れる・・・!?
ダイアンとバーバラは胡散臭い女性活動のグループに関わる
ポカーンと眺めていたのがこの活動。
リベラルであれ、保守であれ、いずれにしろ信念は行き過ぎれば、自らの行いをすべて「是、正義也」とみなすのか、とポカーン。
まぁ、客観的に見れば正義である部分もあるけれど、え、それをやっちゃうの!?信念のためならやっちゃうの!?え、それってありなのー!?トランプの言うフェイクニュースじゃーん!と叫んでしまいました。
まぁ、前作に続いて、『グッド・ファイト』の製作陣はアンチトランプ、アンチ共和党を明確に打ち出してきていることを感じました。
かといって、民主党サポーターの過激な行動を容認しているわけでもない雰囲気。
このバランスがなかなかに絶妙で、そこも面白い。
ルッカにとある有名人のクライアントが・・・
ルッカに謎めいたクライアントが。
婚前契約の見直し、そして、やはり大物で有名人の夫と離婚したい気持ちを告げられます。その謎めいた依頼人が実は・・・という展開に笑いました。
いや、まぁ、わたしもそんな想像をしているけれど、いやーまぁ人様の家庭にそこまで頭を突っ込むのはどうだろう?と思いました。
こういう方々は公人とはいえ、辛い立場ですね・・・
『ダウントンアビー』ローズを惑わしたジャズシンガー役の俳優ゲイリー・カーが本人役で出演
イギリスの大人気ドラマ『ダウントン・アビー』でローズを惑わすジャズシンガーを演じた俳優、ゲイリー・カー(Gary Carr)が本人役で出演しています・・・!
英国BBC製作の『ダウントン・アビー』は王族や貴族階級のないアメリカ人にとっては一種の憧れの対象として人気が高い、ということは知っていましたが、『グッド・ファイト』を見るに限り、わたしの想像以上に人気が高かったんですね~
というわけで、ゲイリー・カーはゲイリー・カーという俳優として出演し、事務所の中で演技のために弁護士業務を学び、と同時にルッカと何やらいい雰囲気になっていきます。
小ネタ、マイア役のローズ・レスリーも『ダウントン・アビー』に出演
マイアを演じているローズ・レスリーも『ダウントン・アビー』に出演していました。
彼女は『ゲーム・オブ・スローンズ』のイグリット役でも名高いですが、『ダウントン・アビー』では自立したメイド、グウェンを演じていました。
なかなか印書的な役で、シーズン1でさっと消えたかと思うと、シーズン6で再登場してハッとさせてくれましたね~
参考Amazonプライムビデオでダウントン・アビー (字幕版)も見れる
あのお馴染みの方々は出演している?ルモンド・ビショップは出ているが・・・
暗黒街のボス、ルモンド・ビショップがひょっこりとカメオ出演的に登場しました。
が、それ以外では意外な驚きはなかったかなーいえ、たぶん、あのチャムハム社との裁判の原告の人はなんか見たことがあるので、以前もどこかで出ていたのでしょう。
でも、わたし的には特に思い入れがある出演者でもないので・・・
シーズン1と2みたいにエルズベス・タシオニ(キャリー・プレストン)とか出てきてほしかったもの。
あと、ルッカの子どもの父親であるコリン(ジャスティン・バーサ)はなぜ、出てこないの?コリンのお母さんは出てくるのに父親はどこへ行ったのー!?
ジャスティン・バーサはなんかやらかしたのか!?と思い調べてみました。
が、新しい出演作が控えているだけで何故『グッド・ファイト』には出演していないのか?はよくわかりませんでした・・・
また、メリッサの口から父親の名前が出てくるとイーライが恋しくてたまらなくなる。イーライ・ゴールドにもう一度会いたいわ。(それにしてもなぜアルバニア!?)
トランプ、トランプ、そして、トランプ!民主党支持層の葛藤を見た
Just signed Disaster Aid Bill to help Americans who have been hit by recent catastrophic storms. So important for our GREAT American farmers and ranchers. Help for GA, FL, IA, NE, NC, and CA. Puerto Rico should love President Trump. Without me, they would have been shut out! pic.twitter.com/HXvYYdcNW5
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2019年6月6日
前作でもトランプ、トランプでしたが、3作目でもトランプ、トランプでした。
前作ではダイアンに葛藤させて、アップアップさせていましたが、今作ではより反トランプへと踏み込んでいきます(まぁ、前作も大概でしたが・・・)。
先ほども書いたようにダイアンとバーバラは明確に反トランプ!というよりもトランプの支持基盤を崩すために動く活動に関わっていきます。
それも法的にかなりグレーゾーンの割合(というかブラックだね・・・)だと思われる範囲で何やら無駄に能力を発揮しまくっています。
自民党政権が続く日本に住んでいるわたしにはよく分からないのですが、アメリカでは想像以上に民主党支持層と共和党支持層の争いが根深いのだろう、と考えさせられました。
まぁ思想的にも永遠に相いれない感じですね・・・
作中でダイアンたちはトランプを再選させないための活動を頑張っていますが、実際の大統領選挙はどうなるでしょうか?トランプが再選するのか、民主党のバイデン元副大統領が阻止するのか。
このレポート ではトランプ再選は難しいような気もしますが、逆に彼が再選しないと今の世界の混乱はどうなるんだ~?という気もします。
いずれにしろ、対抗馬の有力候補とされているバイデン元副大統領(77歳)では年を取りすぎのような気がしまする・・・
良くも悪くもアメリカの選挙はわたし達の生活をも脅かしますね・・・
尚、個人的にはトランプ再選をさせた方がいいのか、させない方がいいのか、微妙に悩みますな・・・以前は絶対にノー!だったんだけれど、ここまで秩序を崩壊した後、トランプがあっさりと消えても困りません???
参考【Amazonプライムビデオ】『ザ・グッド・ファイト/The Good Fight』シーズン3
↓読みました。いい意味でも悪い意味でもトランプはぶれていないことがわかりました…