神戸、元町で行われたムーンプランナーの制作者による入門講座に参加してきました。
月の満ち欠けに関することはもちろん、ムーンプランナーの使い方、普遍的な手帳術などに関して幅広くお話が聞けました。
なかなか面白い経験でしたので、講座内容も含めて紹介させていただきますね。
さてさて、本題に入る前に、ちょっと地元の内輪話。
奈良在住のわたしからすると今回のセミナー会場である元町・三宮界隈はちょっと遠い町というイメージ。
もう昔のイメージでこびりついていて、奈良から鶴橋、鶴橋から環状線に乗り換えて、梅田に出て更に乗り換え・・・若いころならいざ知らず、40を超えた今となっては正直「ああ、面倒くさい」と思っていました。
また、奈良ー三宮線開通も大阪線利用のわたしには関係がない話だと思い込んでいましたが、なんのなんの。これ、とても楽ちんですね!思っていたよりも本当に楽で、交通費も安く到着することができて感動しました。
ま、もちろん、遠いので我が家から片道約2時間はかかりますが、それでも昔を思うと本当に楽になったもので妙に感動しました。
この気づきを得ただけでもよかった・・・!
これから元町・三宮へはマメに遊びに行こうと誓いましたことよ。
神戸、ムーンプランナー入門講座の内容
参加申し込みをした peatixのページ にはこのように書かれていました。
ムーンプランナーをどう書いたらわからない!という方に向けて、シンプルで基礎的なムーンプランナーの使い方の解説です。いつもの手帳を持ってきて、ムーンプランナーに書き写していくことで月のリズムの時間感覚を取り戻すというワークしながらの内容です。机に向かっての講義スタイルで進みます。
・ログ取りをしてみたけど、ぜんぜん手ごたえがない
・変わったレイアウトで何を書いたらいいかわからないすでに利用している方でも、このような違和感がある方にもおすすめです。ムーンプランナーに書き込みながらのワークショップ形式です
- リズムをつかむのには、なにを書いたらいいの?
- 書くことより重要なこと
- 大きな枠にはなにを書くの?
ムーンプランナーを買ってみたものの、使い方がイマイチ分からない方やこれからムーンプランナーを使いたい方へのセミナー内容でした。
ムーンプランナーは挫折した、しかし『満ち欠けスケジューリング術』に心動かされ、参加
実はわたし、ムーンプランナー挫折派です(^^;
ムーンプランナーの独特のデザインにどうも使いにくさを感じました。
わたしの中で手帳に対する好みの型があり(カッチリとした硬い感じが好き)、それに対してムーンプランナーのデザインは可愛すぎて、わたしがハマりきらなかった感じですね。また、正直、紙の質も好みでありませんでした。
それゆえから、さっさとムーンプランナーを放棄し、使い慣れたジブン手帳やバレットジャーナル方式の手帳に落ち着き、現在に至る、と。
が、ムーンプランナーという手帳が提唱している月のリズムで生活をする、ということに漠然とした憧れがありました。
加えて、ムーンプランナーの製作者が書いた『満ち欠けスケジューリング術』を購入し、読んだところすっかりとハマりました。それもあって今回のセミナー参加を決めたようなものですね。
まぁ、ともあれ恐らく今後もムーンプランナーを買うことがないわたし。そんなわたしでも、今回の手帳術のセミナーは勉強になりました!
参加して良かったです。
講座の性質上、月の満ち欠けリズムには多少興味があった方がいいと思いますが(汗)、基本的に手帳好きさんなら、誰しもが考えさせられる内容だったと思います。
神戸・ムーンプランナー入門講座の会場の雰囲気
会場は元町駅すぐのコワーキングスペース、オープンスペース DEP. KOBE さん。
古いビルを神戸らしいオシャレ感満載で彩られていました。
セミナー会場の向かいの建物が開放的な窓をとても魅力的に見せていました。講師の方はその建物を背にして話をされていたのですが、ついついその建物の美しさにうっとりとしたものです。残念ながら、写真は撮り忘れたわ!
参加者は全員女性(だったと思います)
会場は満員でした。全員女性だったと記憶しています。
年代は様々。若い女性からお年をめされたおしゃれなマダムまでいろいろな方が参加されていました。
また、皆さん、愛用の手帳を机の上に広げておられたのですが、それがとても魅惑的でした。
使いこまれている手帳の特別感、そして、書かれている字体の美しさ、シンプルさ。
ダメダメ、プライベートを覗き込んではいけないと思いながらもついつい覗き込んでしまいますね。
特に前の席に座っていた女性はバレットジャーナル方式を採用されており、非常に興味深く拝見させていただきました。わたしとは雲泥の差の丁寧さと可愛さでした。
そういったものを眺めるだけでも、とても楽しいひと時でした。
ムーンプランナーを持っていなくても大丈夫?
わたしも持っておりませんが、大丈夫でした。
いざとなれば会場で1冊購入しようかな、と思っていましたが、コピーを用意してくれていました。そして、そのコピー用紙に書き込んでいく形でできるか、と思います。
ただ、かなり枚数が限られていましたので、手帳をお持ちでない方は早めに会場へ到着した方がいいかもしれません。
神戸・ムーンプランナー入門講座を受けて印象に残った言葉
セミナーを受けて心動かされたこと、そして、個人的に記憶に残ったことを紹介します。
手帳は書くよりも振り返ること、見る事が大切
「どうやって書いたらいいのか分からない、という相談が多いのですが、皆さん、もう十分書かれているんです。ログをとられているんです。」
その通り。
「手帳は書いて満足してしまう人が多いのですが、手帳で大切なのは見る事なんです」
ハッとさせられました。た・し・か・に、と思わされました。わたしは手帳を書いているけれど、それで満足をしてしまっている。書いた手帳を見ていない、そして、振り返っていない、と気づかされました。
それはとりもなさず、生活と仕事におけるPDCAを回せていないんだ、と。P(プラン)とD(行動)だけをやって満足してしまい、C(チェック)とA(改善)はまったくやれていないわ、と。
いい妥協をすること
わたしがC(チェック)とA(改善)をしない理由は主として2つあります。
- 書いて満足
- 振り返ってできなかったことを見たくない
手帳に書いたら達成感がありません?すっきりとしません?埋まっているとなんだか頑張った気になりません?
少なくともわたしはその傾向があります。
ここはまぁ、許せるとして、許せないのは「振り返ってできなかったことを見たくない」。これは往々にしてよくあります。新年にどわーっと夢を広げてみて、ウィッシュリストややりたいことリスト、欲望リストを書いてみた。書いているときはワクワクするよね、楽しいよね。
そして、振り返ってみると?あれ、できていないことばかり目につき、そして、また次頑張ればいいさ!でも、次も同じこと。できていないことばかりが目につきます。できていることも確かにあるのだけれど、それを上回る圧倒的な「あなた、できていませんね」感。
わたしってなんてダメな子なんだろう・・・それに気づきたくないがゆえに書いた手帳を振り返ること、見る事を避けていたように思います。
この負のループを避けるために、自分の中でいい妥協の落としどころを探す必要があると思いました。
いい妥協、いい言葉ですね。
月の満ち欠けのリズムに生活を合わせるのではない、生活に月のリズムを取り入れる
『満ち欠けスケジューリング術』を読んで、月の満ち欠けにあわせて、デトックス、手放す、取り入れるなどを考えることを意識していましたが、そうではない、あなたの生活に月のリズムを合わせるのだ、という一言にハッとさせられました。
ここでもいい妥協を取り入れて、自分の生活を整えるために手帳を見て、見て、振り返って、その中に月のリズムをどのように取り入れていこうか、と改めて考えてみようと思いました。
月のリズムはあくまでもトリガー。
手帳でのログ取りに夢中になり自己満足。そして、手帳を通して未来ばかりを見るのではなく、目の前にある自分の生活をまずじっくりと見よう、と。
手帳があって生活があるのではなく、生活があって手帳があるのだ、と。
参考ムーンプランナー公式サイト ※ムーンプランナー手帳もこちらで買えます★
さてさて、現在、考えている月の満ち欠け手帳
ま、基本は自作でいこうと思っているのですが、1枚の紙で新月から満月、そして次の新月に至るような流れを俯瞰できるものがいいな、と思っています。
先日、作った自作のスケジュールは片面で約2週間だったので、そのあたりをどのようにして一枚でコンパクトにまとめられるかですね。
先日、ムーンプランナーセミナーの後に訪問したナガサワ文具センターでちょっと魅力的な手帳を発見したのですが、お値段の折り合いがつかず見送りました。
というか、このデザインならわたしでも作れるんじゃない?とその場で判断を。
が、あのままのデザインを流用するのはいかがのものか、と思われますので、もう少し頭を捻りたいと思います。本当、一枚で月の満ち欠けリズムを俯瞰したいですね~
また、月の満ち欠けを中心に据えた手帳はこの他にもいろいろとありますので、比較して検討したいものですね。自作ももちろん考えますよ!(多分)
今考えているのは、「 和暦日々是好日 」と「天文手帳」の2冊。
2019年度はジブン手帳とバレットジャーナルがメインと決めていますが、そこへ月の満ち欠け手帳をどのように挟んでいくかですね。
あ、また、ログ沼にはまりそうなわたしなのでした。