『シベールの日曜日』のDVDが欲しい、買いたい!けれど。

雨

映画オタクのわたくし。

個人的に「好きな映画ベスト10」とかいうリストを作ると間違いなくランクインする映画に『シベールの日曜日』があげられます。

1962年のフランス映画。

わたしが最後に観たのは20代の半ばごろ。それもビデオデッキで・・・年がばれますな。

ま、ともあれ、そのビデオデッキが時代の流れに伴い処分をすると、もう『シベールの日曜日』を観る機会をなくし、ビデオテープも処分をしました。

でも、機会があれば「もう一度観たい!何度でも観たい!」と思っている映画。

レンタルショップにはまず置いていませんし、オンラインレンタルもまずできない作品であろうと思われます。

なので、もう一度観たいなら「自分でDVDを買うしかないだろう」と認識を。

結構、いいお値段しますが。涙。

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『シベールの日曜日』あらすじ。

元空軍のパイロットで、第一次インドシナ戦争で の戦傷による記憶喪失が原因で無為な毎日を送っているピエールは、ある日ひとりの少女に出会う。父親に捨てられ、天涯孤独の身となったその少女はフランソ ワーズと名乗った。お互いに深い孤独を抱えるピエールとフランソワーズは日曜日ごとにビル・ダヴレイを訪れ、疑似的な親子とも恋人同士とも言える関係で触 れ合う。しかし、幸福な週末は長くは続かなかった。クリスマスの日に、ピエールはフランソワーズの望みを叶えようとするが……。

wikipediaより

美しいモノクロ映画になります。

モノクロ映画ゆえのはかなさと悲しさ、モノ寂しさが全編にいい余韻をもたらしております。素晴らしい作品です。

個人的に・・・『シベールの日曜日』思い出。

初めに言っておきますが、ロリコンものではありません!

そういう物差しで観る映画ではありません。寄る辺の無い二人が心を寄せ合い、純粋に互いを必要としたもの。その相手がたまたま少女だったということだけ。

そこにいやらしい欲などはなく、ただ、戦争の後遺症で記憶を失い、空っぽになった心の隙間を埋めてくれた相手が親に見捨てられた少女であっただけ。ただそれだけ。名前も過去も失った二人がただ恋人ごっこをしただけ。

ま、ピエールを演じたハーディー・クリューガーがわたし好みのイケメンだったからこそ、許されるのかもしれませんが。。。

高校生の頃に深夜テレビで放送されていたのを録画して観ました。

非常にドキドキをしました。いけないものを観ているような。

流れる音楽を聴いた映画オタクの母が「『シベールの日曜日』を観ているの?」と聞いてきたときは、なんだか緊張したわ~。ま、母と一緒に作品を観たりもしたのですが。

世界で心を通じ合い、寄せる相手はただ一人。

その人とただ一緒に時を過ごしたいだけ、親子として、恋人として、親友として、家族として。たとえ、偽の関係でもいい。

わたしには彼。彼にはわたし。

それはもう運命であり、必然であり、世の理でもあった。

少女と男の切なくも、狂おしくも、相手しか見えない純粋な愛の形。純粋であれば、あるがゆえに周囲からは理解されない愛の形。

10代の純粋な乙女であったわたしは衝撃を受けた作品であり、本当に心奪われました。ストーリーもいいのですが、モノクロの綺麗な映像も本当にため息が出るような美しさ。湖面に映る波紋は今なお瞼の裏に強く焼き付いております。

撮影を担当したアンリ・ドカエはこの時代を代表する多くの作品で撮影をしており、この『シベールの日曜日』もそのうちの1本。

『シベールの日曜日』でもドカエらしい印象的で美しい映像の数々が。

本当にうっとりとします。

どこを観ても1枚の絵画を観ているような美しさ。美しい、としか言いようがありません。

作品に対する思い入れが強いだけに。

あの頃は少女に感情移入しました。大人びた、憂愁の笑みを浮かべる少女。が、今はどうでしょうか。大人になった今のわたしは誰に心を重ねるでしょうか?

なんとなくですが・・・ピエールの恋人であったマドレーヌに共感しそうなわたしがいます。

その気持ちの変化が怖いのです。

10代のわたしが夢中になった映画。当時は少女と男の関係性にうっとりとさせられたもの。ただただ悲劇に終わる最後に涙を流したもの。激しくわたしの心を揺り動かした作品。

それをほぼ20年ぶりに今観る恐ろしさ。

美しく、うっとりとした記憶を抱えたままいくか、もう一度観て、記憶を上乗せをするべきか。

ヒジョーに迷っています。もう2年近く迷っています・・・毎年、クリスマスや誕生日、ホワイトデーに「そうだ、『シベールの日曜日』のDVDにしよう!」と思うのですが、何故か一歩踏み出せません。。。

「DVDが欲しい!観たい!」という気持ちに偽りはないのです。

が、その一方で一度観ることに微妙に脅えています。

あの10代の時に感じた強い感動を今、抱くことが出来るだろうか?失望しないで観ることができるだろうか?もう一度、わたしはこの映像にうっとりとするだろうか?あの世界に耽溺できるだろうか?などなど。

そんな不安を抱えてもう一度観るぐらいなら、わたしの記憶の中にある美しいパトリシア・ゴッジとハーディー・クリューガーを楽しむべきだろうか、と。

うーん・・・何気にこの葛藤をしている時も何気に楽しかったりするのですがー笑。

購入したい。観たい。でも、待って・・・もうしばらく煩悶します。永遠に煩悶するかもしれません。罪な映画ですね。

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こんな葛藤を繰り返している間に作品の価格はどんどんと値上がりしていく、と。

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ワタノユキ

奈良在住のアラフォー主婦。
マイペースに生きる主婦 & 在宅ワークの日々(since20141003)。理想と現実の狭間を永遠に彷徨い中。 詳細なプロフィールはこちらにて。 わたしらしく年齢を重ねる 大人の塗り絵ライフ もよろしく♡
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