料理の参考にされるサイトとか本って個々によってかなり異なるのではないでしょうか?
結婚以来、いろいろと彷徨った果てに最終的に奥薗壽子さんのレシピに落ち着きました。現在、わたしの料理レシピの大元は奥薗壽子さんにあるような気が。
中でも以下の2冊を愛用しています。
『 奥薗流・腸美人レシピ 』もかなりオススメですが、今回は『 奥薗流・いいことずくめの乾物料理 』をサラリと紹介。
この本はわたしが苦手としていた乾物料理に目覚めさせてくれた本。
『奥薗流・いいことずくめの乾物料理』。
乾物をもどすのに時間がかかるというのは昔の調理法。思い立ったらすぐ作れて、すごくおいしい、これぞ超簡単奥薗流。しかも乾物は、栄養豊富な自然のサプリメント。さらに低脂肪、低カロリー!
この本を入手した頃、わたしはフルタイムで働いておりました。乾物料理~?戻すの面倒くさいよ・・・と避けがちでしたが、この本に巡り合い、一気にせっせと作るように。
なんでしょう、奥薗先生お得意のズボラ料理と申しますか、手抜き料理と申しますか、とにかく簡単すぎて乾物料理に対する概念がひっくり返った本。
仕事から帰った後でもサッと作れる方法を伝授してくれ、本当に感謝感謝。
戻さない&だし汁を使わない、ひじきのうま煮。
奥薗先生にかかると以下のレシピに。
ひじきのうま煮。
材料。
- ひじき 20グラム
- 人参(千切り) 1本
- 油揚げ(千切り) 1枚
- 水 100ml
- しょうゆ 大匙1~2
- 削りガツオ 一袋(5グラム)
作り方。
- ひじきをフライパンに入れ水(分量外)をひたひたに加え、蓋をして火にかける。←point1
- 沸騰したら火を止めてそのまま5分おく。磯の香りがしてくる。
- ひじきがふっくらともどったら、蓋をずらして湯を捨て、水気をきる。←point2
- 人参と油揚げをひじきの上にのせ、分量の水を注いで蓋をして弱火で煮る。
- にんじんが柔らかくなったら、醤油で味を整え、最後に削りガツオを混ぜて出来上がり。←point3
感動ポイント。
- point1・2 ひじきを戻さなくていい!戻さなくていい! → 火にかければOK
- point3 出汁をとらなくていい!とらなくていい! → 鰹節で代用
とにかく感動したものです。だし汁不要&戻す手間不要でとにかくササッと出来上がるという事実に。
それまできっちりと購入したひじき袋の後ろに書かれている文言通りにしていた自分の律義さに笑いたくなったわ。
ちなみに写真のひじきは時間があったのでひじきを戻し、きっちりと昆布と鰹節でとっただし汁で作ったうま煮。
正直に書きますとそりゃーきっちりと丁寧に作ったうま煮のほうが美味しいです。でも、手抜きをしたいときはこのレシピで十分美味しい!体に良いものを食べている安心感もバリバリありますよー
あ、ちなみにひじきのうま煮に使っている大豆は奥薗先生流の土鍋を使った簡単手抜き戻し術で作りました。
昆布の使い方が秀逸。
基本的にこの本ではだし汁を何ml~という表現は一切なく、出汁に使うものも食べよう!という方針。
麩の鶏だんごとたけのこの甘辛煮。
材料。
- 麩 20グラム
- 水 50ml
- A ひき肉200g 卵1個 しょうが汁1かけ分 片栗粉・醤油各大さじ1
- B 水300ml 昆布(1×10㎝のもの)1枚 醤油・みりん各大さじ1 砂糖大さじ1
- たけのこ(水煮)
- いんげん 10本
作り方。
- ボウルに麩を砕いて入れ、分量の水をくわえて混ぜ、Aも入れて混ぜる。
- 鍋にBの水を入れ、昆布を細切りにして加え、調味料も入れて火にかける。沸騰したら1.を食べやすい大きさにして落とし、蓋をして2~3分煮る。
- 肉に火が通ったら、食べやすく切ったたけのこを上に乗せ蓋をして煮る。途中、いんげんを食べやすく切って入れる。
- 煮汁が全体にからまるくらいまで煮詰まったら出来上がり。
感動ポイント。
細く切った昆布はそのままにしておき、出来上がったら一緒に食べます!
今まで出汁に使った昆布は別にして佃煮などにして使っていましたが、今はもう割と何でもかんでも細かく切った昆布を放り込んで食べることも多くなりました。味噌汁などで出汁をとった後の昆布なども細く切って、また味噌汁に放り込んで食べています♡
おおーこうすれば昆布の栄養価もそのまま食べられるねーと。白髪が気になりだした世代にはピッタリだわ、と。
また、上記のレシピですが、わたしは麩の代わりに、おからパウダーを使うことも多いですね♡
わたしらしく年齢を重ねる 女40歳、白髪染めはまだまだ遠い話だと思っていたけれど、意外と身近だった件。
奥薗先生流のズボラ料理は合理的。
ズボラ料理だ、手抜き料理だと書かれていますが、ズボラで手抜き大歓迎のわたしにはとっても合理的に思えます♡
これからも奥薗先生のレシピを使わせていただこうと思っております。