わたしが若い頃、ロクシタンってオシャレなイメージだったわ。
海外旅行のお土産でシアバターやハンドクリーム、ボディクリームなどを頂き、そのパッケージ、香り、ブランドイメージと共に貰って嬉しい感じがあったもの。友達の家に泊まりに行ったとき、ロクシタンのシャンプーやリンス、ボディソープがあると「うわーオシャレ!これ、使ってもいい?」なんて喜んで聞いたりしたもの。
そして、いつ頃か日本でも普通に購入できるようになり、喜んで買った記憶もあったりします。特にちょっとしたプレゼントに重宝をし、ホワイトデーなどのお返しなどでも頂くことが多かったわね。30代の初め頃はロクシタンのイモーテルをライン使いしていた時期も。
でも、現在のわたしはロクシタンから離れて久しくなり。
何故か。
あの香りが耐えがたいから。ロクシタンを特徴づけているあの香りが苦手だとはっきりと気づいたから。
それに気づいた瞬間、わたしの中でロクシタンマジックはあっけなく消え去っちゃい、以来、自分でロクシタンのハンドクリームを購入することはまったくなくなりました。本当、手のひらを返すような急変だったわ。
会社にて、隣の席の女の子がロクシタンのハンドクリームを。
働いていた頃でした。
デスクに座りながら、いつからか「不快な匂いがするな?」「やたらと人工的な匂いがするな?」と感じていました。そう、隣の席の女の子がハンドクリームをマメに塗っていました。ロクシタン。
それが何度か続いた後、勇気を出して言ってみました。
「いい香りしますね~ロクシタンですか?」
若くカワイイ彼女はパッと顔を輝かせて「そうです!ラベンダーです」と。
わたしは「ラベンダー・・・これがラベンダーの香りなのか」と愕然としたことを隠しながら、精いっぱいの勇気を出して「ロクシタンの香りって結構強いですね~こっちもおすそ分けしてもらっている感じ~(心の声、香りがきつい!自粛して!)」みたいなことを告げると何を勘違いしたのか「あ、使ってみます?」と。
「え・・・」と思いながら、断り切れず手に塗らせていただきました。結果、その日は一日中、ロクシタンのラベンダーの香りに包まれました・・・
そして、その時にはっきりと認識しました。
わたしはロクシタンの香りが苦手だ、と。むしろ、嫌いだ、と。
本当にそのシーンを未だに鮮やかに頭の中に思い浮かべることができるほど!そして、第三者的に眺めると「ロクシタンの香りって周囲の人にとってこんなに辛いんだ」と気づいた瞬間でもあります。。。
それまではロクシタンが持つ「オシャレ」なブランドイメージに踊らされていたけれど、そのブランドイメージがキレイに剥がれた瞬間。洗脳から醒めた瞬間?
以来、ロクシタンは一切買わなくなりました。
今まで、わたしの香りに悩まされていた方々、本当にごめんなさい!
今、わたしの手元にロクシタンのハンドクリームとボディクリームが
思いがけず、ホワイトデーにロクシタンのハンドクリームとボディクリームを頂いてしまいました(^^;
ソッコー友人や妹に譲ろうとしますといずれも断られました・・・「ロクシタンの香りはキツイ」「子育て中にロクシタンのハンドクリームは向かない」「ロクシタンは仕事の邪魔」などなどの理由と共に。
驚きました。
ちょっと前なら皆、喜んでくれたような気がします。「ロクシタンのハンドクリーム?え、いいの?本当に貰っていいの???」みたいな好意的な雰囲気で。
そう、ロクシタンは自分で買うほどではないけれど・・・もらうと嬉しいよね、と。
が、今回、ここまで周囲の人に拒絶されると逆にわたしの中で好奇心がムクムクと沸いてきてしまい、自分で使ってみることにしました。そう、頂いたロクシタンのハンドクリームを。
結論。
ロクシタンのハンドクリーム、感触はいいんですよね、本当にしっとりと潤います。べたつかないで潤うという素晴らしい仕上がりです。
でも、香りがダメ。
あの人工的な香りがもうダメ!
現在、ロクシタンのハンドクリームを塗り塗りして、キーボードに向かっているのですが、むせ香るようなローズの香りにクラクラしております。
ダメだ!やっぱりダメだ!と再認識をしただけでした。むしろ、頭痛がする!
丁寧に手を洗わせていただきましたことよ・・・それでも香りが残るロクシタンの恐ろしさ・・・!
個人的にローズの香りはかなり好きなんですが・・・限度というものがあります。。。
ロクシタンのハンドクリーム原材料を確認
ふむふむ・・・
「センチフォリアバラ花水、センチフォリアバラ花エキス、ダマスクバラエキス 、ダマスクバラ花油」
プラス「香料」が配合されています。
ローズのハーブウォーターにローズの精油を配合みたいな感じでしょうか?
いずれの成分もローズ系の化粧品ではお馴染ですが、それだけでここまで持続性を持って香るものなのでしょうか・・・
ローズのハーブウォーターなんかはすぐに香りが飛ぶよ~ダマスクバラを使った化粧品を使ったことがあるけれど、もっとふんわりとした香りだったよーと思っちゃうんですよねー。
となると、最後の「香料」が他のローズ製品と違いを分けていると思われます。
「香料」とは化粧品に香りをつけるための成分になり、化粧品にとっては大切な成分。原材料に記載されている「センチフォリアバラ花水、センチフォリアバラ花エキス、ダマスクバラエキス 、ダマスクバラ花油」以外のなんらかの香り成分をロクシタンは用いています。
恐らく、ロクシタンのポリシーからすると天然香料だと思うのですが、天然香料は上記のように堂々と謳っているので天然香料から抽出した合成香料を使っているのかもしれませんね。
天然香料が良い、合成香料は悪だということはありません。むしろ、天然だからこそ危険!ということもあります。
そこで天然香料を分析して香りの成分だけを特定し、人工的に作ったものが合成香料になります。合成香料は香りの成分そのものになりますのできわめて少量でもしっかりとした香りを発揮することができます。
ロクシタンのハンドクリームはどれを使っても割と同じような「苦手な匂い」を発していますので、すべてのハンドクリームに同じ合成香料を使っているのかもしれません。(注:管理人妄想)
〔参考〕『化粧品成分検定公式テキスト』
結論、ロクシタンの香りは好き嫌いが分かれる
インターネット上の口コミを見ても賛否両論分かれていますね・・・
〔発言小町〕ロクシタンのハンドクリーム
本当、香りって好みが大きく別れますよね。
わたしは白檀の香りが非常に好きなのですが、これも苦手な人は本当に苦手、と。それと同じようにわたしはロクシタンの香りは非常に苦手ですが、好きな人にはたまらない香りなのでしょう。
そして、個人的に思うのはライフスタイルによってもあう、あわないがあるのかも。若い頃はわたしも非常にロクシタンに憧れとトキメキを覚えたものです。そのきつい香りもあの頃は「これこそロクシタン!」とマジックがかかったように感動したものです。
でも、もう魔法が切れてしまいました。
それが年を重ねるということかもしれません。香りに対する許容性も狭くなったのかもしれません。そして、若い頃のように「ロクシタン」が持つおフランスのブランドイメージで心躍る、ということはなくなりました。
今回、久しぶりにロクシタンを使って思ったことは「やはり、わたしはこの人工的な香りが嫌いだ」ということ。華やかでむせ返るような香りが苦手だ、と。
さて、どうしたものか。
手元にはこのハンドクリームと未開封のボディクリームがあります。
どうしようかな~
気持ちだけありがたく頂きまして、近々、メルカリに売りに出します・・・トホホ。
参考 ロクシタン L'OCCITANE en provence