夫と夫婦喧嘩をしました。
我が家の夫婦喧嘩は言い合いではなく、無視に始まり、無視に終わります。今回は夫が仕掛けてきました。おそらく、妻であるわたしの言った何かが気に入らなかったのでしょう。ええ、きっとそう。
我が家の虫は相手の行動や物言いが気に入らない!己の意のままにならない!一人の世界に入りたい!ストレスを抱えている!単に機嫌が悪い!などの様々な要因で無視に入ります。
わたしたちは共に感情をぶつけるような罵りあいや言い合いをすることはほとんどなく、互いに己の内にこもってしまう面倒くさいタイプ(?)です。
ともあれ、久しぶりに2日間にわたる夫婦喧嘩という名の無視を行い、いろいろと考えさせられるものがありました。
そもそも、夫婦喧嘩とは?と妻との間のいさかい
goo辞書 によると「夫と妻との間のいさかい。」と書かれています。
ま、要するに夫婦間の言い合い、争いを指します。となると、我が家のような無視が夫婦喧嘩に入るのか、という話ですが、わたしと夫は静かに争っているのです。
「無視」という極めて低俗なコミュニケーション手段により、「俺は正しい、お前が悪い」「いや、あんたがおかしい、わたしは悪くない」と静かに戦っているのです。
お互いに相手の心にプレッシャーを与えています。
我が家の中ではそれはもう夫婦喧嘩です。
そして、一緒に生活をしていくうえで無視にも限度があります。いつの間にか会話をし、いつもの日常が戻るのがパターン。
若いころはほとんどなかったのですが、結婚生活が長くなるにつれて、増えてきました。なお、週末の夫婦喧嘩は今年に入ってから初めての夫婦喧嘩、かつ、日にちをまたがり2日も続きました。
これって我が家的には非常に珍しい。大概は喧嘩をしても、5分後か数時間後、長引いても翌朝に仲直りをしているのに。2日も冷戦が続き、ピリピリしました。
そう、今回、長引いた要因はわたしが折れなかったから。拗らせたから。
夫婦喧嘩の頻度は?マイナビウーマンより
・ほとんどしない 30.10%
・しない 26.21%
・3~4週間に1回 15.53%
・2週間に1回 6.80%
・1週間に1回 7.77%
・2~3日に1回 7.77%
・毎日 4.85%
・4~6日に1回 0.97%
少なっ!
「ほとんどしない」と「しない」を合わせると50%以上の夫婦が夫婦喧嘩をしないようですね(^^;
我が家も「ほとんどしない」に入る(つもり)んだろう、と思いますが、意外と世間の夫婦は喧嘩をしないんですね。想像していたよりも少なかったです。
その一方で1月に1回以上の喧嘩をする人も40%強存在している、ということ。
これ見ると夫婦の相性や性格にもよるのでしょうが、喧嘩するほど仲が良いを地で行く夫婦とほとんど喧嘩をしない夫婦に分かれるのでしょう。
今回、喧嘩の原因は夫だった(いや、妻だった)、長引かせたのは妻だった(いや、夫だった)
喧嘩の原因は何だったのでしょう?
なんとなくその瞬間に話していたことは覚えています。夫のスマホゲームのこと。
わたしがいつものごとく「そんなことに無駄な時間を費やすなんて・・・絶対に課金なんかしないですよね!」とイライラをぶつけたことは覚えています。でも、これはいつものコミュニケーション。いつもなら、笑って流してくれる夫が、何かをきっかけに無視モードに。当てつけのようにますますスマホゲームにかかりきりに。
「あ、やばい、面倒くさい」とわたしは夫のご機嫌をとりますが、夫はますます意固地に。
となると、妻のわたしも意固地になり、無視モードに入り、その夜は就寝しました。
翌朝、休日ということもあり、起きてこない夫を横目にもっていき場のない怒りをぶつけるがごとく家事に燃えます。やたらと家の中を磨き始めます。磨くということはいい心の安定剤ですよ。
この段階でかなり冷静になっていましたが、わたしは続けて夫を無視することに。朝食も昼食も作らない。そして、当てつけゲームに飽きた夫はドスドスと足音も荒く、黙って出ていく。
その間、ふろに入り、体を温め、心を落ち着かせるわたし。入浴後は夕食のそうめんをいつもより丁寧に作りました。帰宅した夫の手にはお土産があり、テーブルに置かれている。だから、何?わたしが喜ぶべきなの?感謝すべきなの?
知らねーよ、とばかりに会話のない夕食。
その日の夜はとっとと寝ました。
仲直りをしたのは翌朝。出勤準備をしている夫の肩と腰を揉みながら、久しぶりに二人で笑いました。
夫曰く、「忘れた」って。本当に忘れたのかどうかは分からないけれど、そのまま忘れておいて、と伝えておきました。
わたしからすると、夫の無視が喧嘩の始まりであり、夫からすると妻の一言が喧嘩の原因。そして、長引かせたのは妻であった、夫であった。
我が家の夫婦喧嘩からの仲直り方法
軽い喧嘩でしたら、夫は簡単に折れることができます。むしろ、しょっちゅう折れているイメージがある。わたしは夫の手のひらに転がされている自覚があります。
が、今回のような長引く喧嘩になると夫はどうにもできません。ひたすら、妻の機嫌が直るのを待っています。妻の機嫌が直り、妻が声をかけるのを待っています。
恐らく、夫はもっと早く仲直りをしたかったでしょう。そのための手を妻から差し出してほしかったのでしょう。自らの手ではなく、妻の手を待っていたはずです。
それをわかっていましたが、今回、わたしも意固地になっちゃいました。まぁ、そういう時ってありますよね。
STEP1 冷却期間を設けて、頭を覚ます
冷却期間を設けましょう。
5分でも10分でも、1時間でも、あるいは1日でも設けましょう。
ただ、個人的に思うのは冷却期間が長引くと折れるのも難しくなります。できるだけ早めにどちらかが折れましょう(^^;
その方がお互いのためだと思います。
STEP2 夫の好物である料理を作る
夫の好物の料理を出します。
いつもより丁寧に作り、いつも通りにテーブルに並べます。ふん、気合が入っていないわよ、たまたま、これを作っただけよ、と。
夫の勘がいいときはこれで夫が折れますし、わたしも折れます。まぁ、仲直りの儀式の一環ですね。
昔から言われるように胃袋をつかめば、夫もつかめる、ということかしら。
肉好きな人でしたら、ちょっとお高い高級肉をはずんでもいいかもしれませんね。
STEP3 とりあえず、夫に触れてみる
夫に触れてみましょう。
コミュニケーション手段は各夫婦によって異なるでしょうが、とりあえず夫に触れましょう。わたしの場合、抱き着くことが多いですね。で、顔を隠して、何やらモゴモゴと呟いています。まぁ、なんか仲直りしよう、とかですね。
STEP4 二人の興味があることを話題にする ※ポジティブな話題に限る
夫婦共通の趣味とか関心事項がありますよね。
例えば、お子さんがいる家庭でしたら、お子さんのことを話すのがいいかもしれません。我が家の場合は、趣味の話が多いです。たまたまアジア大会の時期でしたので、背中のマッサージ後はアジア大会の話題をしていました。
すると、いつの間にか自然な関係になりますね~喧嘩のたびに毎回、こんなことを繰り返しております。
STEP5 喧嘩を笑い話にする
機会があれば、振り返り、夫婦喧嘩を笑い話にしましょう。
むしろ、笑い話で終わらない夫婦喧嘩は怖い、と思うのです。そして、今だからこそ、謝れることがあるかもしれません。
わたしは割と謝ることに抵抗がないので(それで場が収まるならアリ!と思っている)、夫に謝るときもあります。すると、夫も誤ってくれますし、まぁ、それでいいかな、と思うわけです。
夫婦喧嘩はこれからもする(と思う)
頻度はともあれ、我が家はこれからも夫婦喧嘩をするでしょう。
実現不可能そうな、永遠に夫婦喧嘩をしない方法を模索するよりも、喧嘩をしてもいかに素早く回復させるかを模索しながら生活をしていきたいと思います。
そして、今回は夫からの仕掛けでしたが(?)、基本的にわたしから仕掛けることのほうが多いので(汗)、わたしの心と更年期を落ち着かせる方法も永遠に模索したいものです・・・多分。
そして、できるだけ楽しい夫婦生活を送りたいものです・・・!
確かに夫は何故、なにもしないのか・・・!