朝活ブログを読んでいると、やたらと「モーニングページ」が出てきます。
基本的な骨子は「朝起きてすぐに用意したノートに3ページほど思いついたことを書く」ということ。そして、「最初の8週間は読み返さない」ということ。
・・・ふむ、と思って、手元にあったa5サイズのMDノートで実践しました。
1週間ほど経過したのですが、意外と良かったかもしれません。
モーニングページ 『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』より
このモーニングページは元々、アメリカの本『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』にて紹介されています。
モーニング・ページとはなんだろう?ひと言でいうなら、3ページほどの手書きの文章であり、意識の流れをありのままにつづったものだ。 一部略
もっとくだけた言い方をするなら、それは「脳の排水」と呼んでもいいかもしれない。脳の中を掃除することが目的だからである。
そして、モーニングページは他人の目には触れさせないものであり、その内容は書いたわたし本人も最初の8週間は読み返さないこと。
だからこそ、何を書いてもいいのです。
モーニングページに向き合う時、脳を動かせるのではなく、ただ心と手が動くままにするのです。
ただ、手が動くままに。3ページが埋まるまで書いてしまうのだ。
必要なものはいつもより15分早く起きること、そして1冊のノートとペン
モーニングページを実践するにあたって必要なものは以下の4つ。
- 15分早く起床
- 一人の空間
- 1冊のノート
- ペン
いつもより15分早く起床し、机にノートを広げ、そしてペンを持ちましょう。
そして、ペンが動くままに3ページを書きましょう。それだけでモーニングページは実践されます。
また、できるだけ一人の空間の方が望ましいです。その方がより自分の中に入り込むことができ、流れるように書くことができます。
モーニングページは何故、3ページなのか?
それにしても、モーニングページは何故、3ページを書くことを進めているのでしょうか?
実際にモーニングページを実践していると、3ページをすらすらと書ける日と書けない日があることに気づきます。
すらすらと書ける日は達成感に満ち溢れ、すらすらと書けない日は文字通り吐き出すようにして書いています。必死に「書くことがない、書くことがない・・・どうしたらいいのだろうか?」とモーニングページに書いています。告白しますと3ページも書けないで2ページで終わった日もあります。
これらの経験から気づいたことは「もう書くことがない・・・」と書いていても意外と書くことがあるということ。
手を動かして「もう書くことがない、もう書くことがない、なんでこんなことをしているんだろう、これは何の意味があるのだろう」とひたすら手を動かしていると新しい感情の渦が次から次へと湧いてきます。もうランダムに思い浮かびます。
その時のわたしには理性なんてものはなく、ただ感情の動くままにモーニングページに記載しています。
わたしがモーニングページに書いていることは基本的に愚痴と泣き言、不安
現在、モーニングページをはじめて10日ほど。
必ずしも毎日3ページではなく2ページのも日もありますが、1日も欠かさず実践しています。
モーニングページを書き始めたころは希望と明るい未来に期待しているみたいな、カッコつけたことを書いていましたが、次第にポロポロと本音や愚痴、葛藤、悩み、不安があふれるようにでてきました。
というわけで、現在、わたしが朝、起きてノートを開いて、ペンを片手にして、モーニングページに書くことはただ、ただ、暗い内容です。明るさは欠片もありません。
ただ、ただ、自分の愚痴、葛藤、悩み、不安を書きなぐっています。文字通り書きなぐっています。
文字の綺麗さや並びなどを気にすることなく、a5のノート3ページにわたって、もう乱れに乱れた文字で書いています。ミドリのMDノートが滑るように書きやすいのも一因かもしれません。が、この使い方でMDノートは価格的にもったいないので、次からは100均のノートでモーニングページを実践をしたいと思います。
しつこいですが、湧き出すように噴き出てくる愚痴、葛藤、悩み、不安を乱れに乱れた文字でノートに書いているのですからね・・・!
そう、わたしの中にはありとあらゆる「不安」にあふれており、そのまま沈み込んでしまいそうなわたしが存在しているのです。そんな自分をモーニングページにぶつけているのです。
朝起きて、すぐに、ひたすら一心に。
それが意外と気持ちのいい作業でした。
とりあえず、誰にも言えない愚痴、葛藤、悩み、不安を書き出すことによるさっぱり感がある
モーニングページにひたすら書くことで「わたしはいま、これを不安に思っている」「わたしはこれをつらく思っている」「わたしはこれを情けなく思っている」と認識し、同時に書くことによる「心の棚卸」という感覚を味わうことができました。
そう、心の棚卸。
わたしの抱えている不安や悩み、葛藤、愚痴などをモーニングページが露わにしてくれました。そして、勢いをつけて何も考えないでノートに吐き出すことによる解放感。
うじうじと内にこもって考えていた時よりも書き出すことって大切だな、と実感しました。
モーニングページは座禅や瞑想で感じる軽やかさに通じるものがある
皆さまは、座禅や瞑想を実践されたことがあるでしょうか?
これらを真剣にやると視界がクリアになり、わたしの中にあるどろどろとした悩みが棚上げされ、一時的に心は軽やかに清らかになります。
そう、モーニングページを書き終えた後の感覚はこの感覚に似ていますね。
いずれもぐちゃぐちゃになり、こんがらっていた心の糸を解きほぐしてくれているように感じます。アプローチ方法は異なるけれど、いずれも実践すると、ふっとした軽やかさを感じることができます。
座禅や瞑想、モーニングページ、いずれにしても自分にあう方法を取り入れるといいかもしれませんね。
結果、夜の手帳タイムでは自分に対する褒め言葉をつづりたい
今まで、わたしは夜の手帳タイムでもグチグチとドロドロとした感情を書いていることがよくありました。
職場で嫌なことがあればグチグチ、人間関係に葛藤があればグチグチ、お金の悩みがあればグチグチ、料理を失敗すればグチグチ・・・とにかくありとあらゆるグチグチとした悩みを夜の手帳タイムに書いていました。
それがわたしの心の棚卸であり、とにかく「明日も何とか乗り越えよう・・・」と心を立て直す時間でした。夜こそが。
が、今後は改めます。夜は褒めタイムに切り替えます。
朝も夜もグチグチタイムと反省タイムばかりでは息苦しくなってきますので、たまには自分で自分を褒めてあげないとね、と。わたしだって頑張っている、わたしだってできることはやっている、と自分で自分を抱きしめたい、と。
朝のモーニングページで愚痴タイムができるのだから、おまけにわたしは1日中自分にダメ出しを出しているのだから・・・1日の終わりぐらい自分に対して「毎日、頑張っているね」「今日もお疲れ様」「よくやったよ」という時間を持とう、と。
そうやって心のバランスをとらないとわたしの心と脳は底なし沼に沈み込んでいきそうです。
モーニングページで感じた変化、心のドロドロを棚卸し、自分を褒める余裕が出てきた
本来のモーミングページはあなたの心に秘めた創作才能を目覚めさせるためのワークショップの一環。
そもそも、『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』の作者は創作系の仕事をしており、本書もそれにのっとっています。
なので、わたしのモーニングページの使い方や得られる変化は本来の趣旨とは異なっているかもしれませんが、本当にやってよかったと思っています。
朝から心が軽やかになるのは最高にいいです。
とりあえず、ノートを開いて書きなぐる。ひたすら書きなぐる。頭によぎったことを何でも書きなぐる。体裁とか美しさとかこだわらない。ToDoリストとか何も考えない。スケジュールとか論理とか考えない。集中して3ページ書きなぐって、そして、読まない、振り返らない。パタンと閉じて神棚へ戻す。
ただ、それだけで心がすっきりとします。心の棚卸ができます。
そして、わたしは今日も1日頑張ろう、と思うのです。
追記、モーニングページ2週間経過→創作意欲とハッピーオーラがちょこっと湧き出る
最近はかなり前向きなことも増えてきました。書いていてワクワクすることも。ごくごく自然に欠けるようになりました。
ウダウダドロドロと書くのも飽きてきたのかもしれません(汗)
朝起きてすぐの心の動きを記載するモーニングページはかなり精神ページに左右されますね。今後も、ウダウダドロロ、ネチネチも書きながら、キラキラワクワクの日もあるのでしょう。
それを繰り返すのがわたしらしい気もします。
あと、モーニングページは創作系のワークショップの一環なのですが、確かに効果があるかも。久しぶりにいろいろと書きなぐっています。