毎年、年賀状のことを考えると憂鬱になります。
そのたびに年賀状をやめよう、終わりにしようと思うのだけれど、12月半ばころに理性か惰性を取り戻して、慌てて住所録と喪中はがきを確認して、印刷して、一言を書いて発送というのを繰り返しています。
書き終えたら達成感もあります。また、年賀状を頂くと嬉しさとかしんみり感とかもあるのは事実です。
でも、わたしにとって年賀状を書くこと、用意することは苦痛そのものでした。
本当に楽しんで年賀状を書いたことは一度もないような気がします。毎年、12月にひたすら義務と惰性のために書いては送っていただけのような気がします。
そして、今年も「もういいよね・・・もうやめてもいいよね・・・」と思いながらも、義務と惰性ゆえに作成して投函を済ませました!
年賀状の裏面印刷終了ー!
今年はもうこのままスルーで行こうかと思ったけれど、理性を取り戻したわ・・・
いつかは辞めようと思うけれど、それは今じゃないのかもね— ワタノユキ@手帳と節約、占いに萌ゆる秋 (@Watano_Yuki) 2018年12月21日
というわけで年賀状じまいについて考えることに。
年賀状じまいとは?終活年賀状とも呼ばれ、年賀状の終了宣言
ここ数年の終活ブームとともに年賀状じまいが増えてきました。
年賀状じまいとは終活年賀状とも呼ばれ、来年から年賀状のやりとりを辞退し、年賀状のやりとりの終了宣言をする挨拶状をさします。
また、年賀状制作サイトでは豊富な例文が取り揃えられています。
年賀状じまいの例文
旧年中はいろいろとお世話になりありがとうございました
毎年の年賀状ですが今年限りで失礼させていただきたいと思います
勝手ではございますが今後も変わらぬお付き合いのほどお願い申し上げます*
平素のご無沙汰をお詫び申し上げます
毎年いただいておりました年始のご挨拶ですが誠に勝手ながら本年をもちまして新年のご挨拶状を最後とさせていただきます
今後も変わらぬおつきあいをお願い申し上げるとともに皆様のご健康とご繁栄を心からお祈りいたします出典:http://www.web-alpha.com/nenga/shukatsu.html
基本的には「挨拶」、「年賀状をやめる理由」、「今後の付き合い」に関する3点セットですね。
年賀状をやめる=おたくとの付き合いをやめる、ということではなく、年賀状をやめるけれど今後はこういう形で連絡をよろしくね、みたいな方が無難でしょう。
上記に追加して、電話番号やメールアドレス、LINEIDなどを記載しておくと無難ですね。
あなたとの連絡を切るわけではありません。ただ、一身上の事情により年賀状をやめるだけなんです、と。
決して、面倒くさいからではないですよー
終活と絡めてあるが、40代でも年賀状じまいをしてもいいの? → 実際はかなり難しい
わたしは過去に年賀状じまいとまではいかなくても、「来年から年賀状を遠慮させていただきます」とした年賀状を受け取ったことがあります。
同世代の彼女とはかなり疎遠になっていたこともあり(学生時代以来会っていない!)、ただの惰性で続けていただけですので、わたしも納得しそのまま繋がりは途絶えました。
彼女がその年賀状を皆に送ったのか、それとも付き合いが疎遠になっているわたしのような関係性の人間だけに送ったのか定かではありませんが、そのきっぱりとした物言いに好感を抱きました。
それも一つの人間関係の終わりだな、とシミジミしたもの。
むしろそこまで丁寧にしてくれてビックリしました!わたしの場合でしたら、いきなり送らなくなるパターンが主ですので、丁寧に送ってくれて感動したものです。
以来、わたしも年賀状をやめる機会を伺っているのですが、なかなか難しいものですね。
わたしの場合、友人だけなら割とスパッとやめられそうな気がします。主人は職場の人とやり取りは一切していませんし、主人もやめようと思えばやめれそうな気がします。
が、親や親族が絡んでくるとなかなか難しいものがあります。
実際のところ、70代と80代の親が律義に出しているものを40代のわれら夫婦が「年賀状って面倒くさいから~」とやめるのはなかなか現実的ではありません。
また、子どもがいる家庭でしたら、子どもへの教育上やめるのが難しい、という事情もあるでしょう。
現実的に年賀状じまいを行っているのは60~80代が多いそうですので、40代はなかなか年賀状じまいが難しい、という現実があるかもしれません。
とはいえ、いつかはわたしたち夫婦にも訪れる年賀状じまい
とはいえ、我が家もいつかは年賀状じまいをするでしょう。
親を見送り、おじやおばを見送り、兄弟だけになった時にどうするか、ということですね。
まあ兄弟間はSNSで結び付いていますので、それで代用するか、もしくは別のサービスが出てきているかもしれません。
それを期待して、来年も年賀状にぶつぶつと文句を言いながら書くのでしょう。
当面は「年賀状を続けるうちが華だ」と気持ちを切り替えてもう少し頑張るしかありませんね・・・!
1月4日の夕方に年賀状が届く、年賀状を出していない友人から2通も
年賀状に関しては悲喜こもごも。