結局、当たり前のことを積み重ねることで毎日の暮らしが輝くんだよね、と気づかされる本、『 1週間に1つずつ。毎日の暮らしが輝く52の習慣 』を読みました。
そう、ごくごく当たり前のことが書かれています。今まで読んだ自己啓発本と同じようなことが書かれています。
でも、素直に「読んでよかったな」と思える本でした。
そう、ゆっくりと1週間に1つずつタスクをこなしていこうと思いました。
ブレット・ブルーメンソール著『1週間に1つずつ。毎日の暮らしが輝く52の習慣』。
出版元のディスカバー社のサイト によりますと、著者のブレット・ブルーメンソールさんに関しては以下のように記載されています。
自己啓発書のベストセラー作家。健康や幸福、それを手に入れるにはどうすべきかをテーマに、ハフィントン・ポストや、ヤフーといった人気サイトに登場すると共に、ニューヨーク・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナルなどの媒体でも取り上げられる。また、NBC、FOX、CBS等のテレビ番組にも出演している。コーネル大学で学士号、コーネル大学ジョンソンでMBAを取得。WELCOA(米国ウェルネス・カウンシル)とAFAA(米国エアロビックス&フィットネス協会)認定取得。
ベストセラー作家の実力か、翻訳者の実力か判然としがたいですが、非常に練られた文章で平易に書かれています。いわゆる翻訳本にありがちな「?」と硬直した表現が極めて少なく、すんなりと読めちゃいます。
そして、40代プレ更年期真っただ中、心のアップダウンが激しい、ささくれまくりのわたしの心にストーンとしみ込んできました。
内容としては新しい自分に出会うために、毎日を生き生きと過ごすために、毎週「1つの習慣」を身につけていきましょう。
いわゆる習慣術の本ですね。
それも「小さく変えていく」ことを重視しています。
小さな変化を積み重ねることでやがて大きな変化につながり、よし幸せ健康的な心へとつながっていきます。
目次。
大きく4つのパートに分かれて構成されています。
PART1 ささやかな幸せに気づく
PART2 最高の毎日をつくりあげる
PART3 すこやかな自分に出会う
PART4 美しい心で人生に向き合う
どの習慣からはじめてもかまいません。すでに実践しているものもあるでしょう。自分の心が動いたことから実践していきましょう。
どの習慣にもなぜそれが重要なのかという説明と共にうまく実践するための「コツ」が紹介されています。一つの習慣を身に付けると次の習慣も自然と受け入れられるようになっていきます。
少しずつ、少しずつ、毎日の暮らしが輝く52の習慣を身に付けていきましょう。
毎週1つずつ、52の習慣を身に付ける。
「52の取り入れたい習慣」と「その習慣を実践するためにできること」が紹介されています。
ここではわたしが印象に残ったリストを紹介したいと思います。
本物の自信を築く。
自信を持っていれば、わたしたちはより大きなエネルギーと熱意で人生と向き合うことができます。
本物の自信。わたしには著しく欠けている自身だけあります。本物を自信を手に入れたい、少々のことで揺らがない、わたしの自信を。
ポイント
- ありのままの自分を好きになることから
- わたしの自信ノートをつけてみて
- 健康・外観に気を使うことも大切
- 胸を張って顔をあげて
これは時間をかけて取り組みたいもの。
自分だけの目標をつくる。
目標を定めることは自尊心を高める効果もあり、それは幸せにつながります。目標を達成し、それを達成リストに加えるたびに、自分にやり遂げる力があることを確認できるため、自信がぐんと高まり、自分への信頼も深まるのです。
目標はあります。わたしだけの目標があります。もう少しパーツを細かく分けて達成感を感じられるようにした方がいいのかもしれません。
ポイント
- ほかの誰でもないあなただけの目標を
- 大きな目標と小さな目標を使い分けて
- 目標は具体的に、数字で測れるように、実行しやすく、現実的に、適切な時に、自分の気持ちに沿って。
- こまめな記録
パーツ分けを再考したいものですね。
コンフォート・ゾーンから抜け出す。
居心地が悪く、極度の緊張を感じるようなことに挑戦すると、自分の限界を超えて、新しい、さらなる高みに向かうことになります。
コンフォート・ゾーン、安定している居心地のいい場所。
というわけで現在、そのコンフォート・ゾーンを抜け出すべく動いております。亀の歩みだけれど。
- 「できない」から「できる」に発想を変える
- 小さなことからはじめる
- 仲間がいればがんばれる
声をあげて自分を表現する。
声を上げることは自信や自尊心を育てるうえで大切です。
わたしは声をあげるのが苦手です。
特に集団の中にいるとほとんど声をあげません。かと言って集団に同調しているわけでも、一人妄想の世界に飛び立つほう。声をあげるよりも声を殺して埋没していたいほう。
ポイント
- あなたの弱点を見つける
- まずは実践あるのみ
- 不満は言わないと決める
- ほかの人を気にしすぎない
- 完璧主義は忘れて
完璧主義&他の人が気になる・・・これがわたしの声を殺す最大の要因です。
ほかの人と比べない。
他人との比較はむなしく満たされない気持ちを生むことが多いのです。
隣の芝生は青く見える、よそはよそ、うちはうち。
「あの女とわたしは違うのだ」と頭は理解しているのに、心がかってに暴走してしまう。わたしとあの女を比較してしまうわたしがいる。
ポイント
- ほかの人と比べないで
- ないものではなく、今持っているものを
- あなたが心から満足できる選択肢を
- ありのままの自分を認めてあげて
- 見た目に惑わされないで
- モノに執着しても何も生まれない
- ほかの人を批判することは自分を批判すること
- ゴシップ情報から距離を置こう
- ネタミと折り合いをつけると人生がラクに
これはもう長期戦でじっくりと取り組みたい一つ。わたしの心を蝕むものと折り合いをつけたい。
新しい経験に「イエス」と言う。
「イエス」と言えば、答えは後から見つかる。
そうなんだわ!「イエス」と言えば、答えは後から見つかる、と。アメリカの女優、ティナ・フェイの言葉。
ポイント
- 「できない」や「能力がない」を「できる」「やってみる」に変える
- 誰かのために「イエス」という
- ほかの人のことは気にしないで
- まずは小さな「イエス」からはじめてみる
自分に自信がないゆえについついしり込みしちゃうし、面倒だ、と放り出してしまうほうだけれど、「イエス」と痛いもの。イエス、イエス。
そして、わたしはわたしの人生に「イエス」と。
すぐに実践できる習慣と時間をかけて実践したい習慣。
52のリストはバラエティに富んでおり、簡単に実践できるものがある一方で、早くも尻ごみをしてしまい、長時間かけて向き合わないと駄目だな、と感じさせられるものがありました。
とりあえずは小さい習慣をコツコツとこなしていき、時間をかけて実践したいものをどこかでばーんっと抑えたいと思います。スケジュール帳とにらめっこをしながら、1週間をおさえてしまいたいと思います。
わたしの場合、まずは自分の心の揺れと向き合う必要があるのかな、と考えています。
元々の性格とプレ更年期が複雑に絡み合い、自信のなさを作り出していますから・・・
AMCのエクオール+ラクトビオン酸サプリメント、「プレ更年期」の心と体の揺らぎ対策となるか。
52の習慣を毎日、毎月、毎年、振り返りたい。
Excelシートに入力し、出力し、ジブン手帳 に挟み込んでいます。
そしてせっかちなわたしは毎日、チェックをすることに。いつまで続くか分かりませんが「イエス」ですよ!
これを日単位のみならず、月単位、年単位で振り返ってみたいもの。
目標としては今年度中に52の習慣をとりあえず消化したいと思っています。そして、次年度も同じく52の習慣を粛々と実践していきたいと。そして、その翌年も。そうすることでわたしに大きな変化と輝きが訪れることを期待したいと思います。
チェックは途切れてもいい、お休みしてもいい。
それもわたしだから。でも、休んだらまい再開したい。
一歩ずつ踏み出していきたいですね。
それにしても、ステキな本でした!
親しい女性へのプレゼントにもいいかも、と思いましたが、暗に「あなた、輝いていないわよ、これで輝きを取り戻しなさい」と言っているようでなかなか実現は難しそう。。。
2018年度は『1週間に1つずつ。毎日の暮らしが輝く52の習慣』と共に過ごす
2017年度は尻切れトンボになってしまいましたので(汗)、2018年度は本の通りに1週間に1個ずつ習慣を試しています。
わたしの暮らしが実際に輝いているのか、いないのかはともかくとして、自分で自分を抱きしめ、自分を褒められるようになりたい、と心の底から思います。
毎年、毎年、そう思って変われない自分が不甲斐ないですね(^^;