年末に向けて、毎年10月からはモノを捨てるモードに入ります。
9カ月は買う人、3カ月は捨てる人、10月から毎日1個のモノと「さようなら」する。
今年も早速、箪笥の中身と靴箱を整理しました。箪笥の中身はもう割と少ないのでそれほど捨てるものはありませんでしたが、靴箱からは過去の残骸がたくさん出てきました。
特にロングブーツ3足には驚かされました・・・!
お恥ずかしい話、内2足は把握していましたが、1足は完全にわたしの記憶から飛んでいました。
ここ数年、モノを手放すことを頑張ったつもりだったのに「わたし、こんなブーツをまだ持っていたのか」と軽く衝撃を受けました。
結局、1足はゴミとして処分、もう1足はメルカリ出品、残りの1足は履く予定です。が、冬が終わったらこの残りの1足も処分しているかもしれません。
今回のロングブーツ3足発掘事件は久しぶりに自分が購入したものに対して、反省させられる結果となりました。
そして、無駄なモノを「買わない習慣」を身に付けようと強く、強く思いました。
「お金を使わない日」から一歩進んで「買わない習慣」を身に付ける
現在、わたしは手帳にお金を使わない日を記録しています。
つまり、その日はモノを買わない日でもあります。これはどなたかの著書で「お金を使わない週」を作ろうとあったことがきっかけで始めました。
初めはきっちりと週単位で実践していましたが、今は月単位で1週間~10日ほどお金を使わない日があれば「ヨシ」と判断しています。
ただ、これは「今日はお金を使わない日だから我慢して、明日これを買えばいいかな」と判断もできてしまうデメリットもありました。意志薄弱なわたしはその傾向が強く、特にネットショッピングにその傾向が見られます。
その反省を踏まえて、今後は「買わない習慣」を身に付けることを意識したいと思います。
「買わない習慣」の実践方法
「買わない習慣」といえど、生きていくうえで必要なものは買います。例えば、食料品や日用雑貨。
ただ、一方で今まで無意識のうちに購入していた贅沢品や嗜好品、趣味、美容費、交際費、気晴らし費にあらかじめ「買わない」という制限をかけていこうと思います。
その際、できるだけ細かく具体的に、ハードルを低く、目標を設定するといいと思います。
買わない習慣 | 期間 |
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「 具体的な買わない習慣 × 期間 」でまずは簡単にできることからはじめていきましょう。
ハードルをあげるのはいつでもできます。まずはちょっと難しいけれど、頑張ればすぐに達成できるものからチョイスしていきましょう。例えば、今日1日は買い物をしない、など。
そして、小さい成功体験をマメにすくいあげて、自分を褒めていきましょう。
ログ(記録)をとる
また、この期間、ログ(記録)をとりましょう。
その際、手帳に記録をするもよし、スマホの「習慣記録アプリ( iPhone / android )」を使うのもよいでしょう。書くことは以下の二つ。
- 決めた買わない習慣が達成できたか否か
- その期間に買ったものを記録する
その際に心の動きなどがあればそれを記録しておくのも一つの手ですね。
アナログ派のわたしはいずれも手帳を使っていますが、この機会に習慣記録アプリの取り入れも検討したいと思います。あなたのライフスタイルに合う方法を採択してください。
家族ではない、自分だけにクローズアップする
今、買わない習慣中なのに、家族は全く協力してくれない、とイライラすることがあるかもしれません。
が、コントロールするのは自分だけ。自分で買わない習慣をコントロールできたらOKです。
家族からの急な出費の依頼は必要ならば答えてあげましょう。まずは、自分が買わない習慣を身に付けることを意識していきましょう。
金額にクローズアップはしない
買わない習慣を実践中、「いくら節約できたかな」と金額にクローズアップしないこと。
金額にクローズアップするのは買わない習慣が終わった後でも十分できます。
まずはわたしにも買わない習慣ができる、という自信を身に付けることが重要ですね。その結果、勝手に永久的にお金の節約につながっていきます。
余裕があれば、持ち物を見直し、処分
まずは「買わない習慣」を身に付けることにクローズアップします。
が、余裕があれば、手持ちのモノを見直しましょう。その結果、以下のことに気づきます。
- この買い物は失敗だった・・・
- これは買ってよかった!
なぜ、失敗だったのでしょうか?なぜ、買ってよかったのでしょうか?
失敗に対して痛みや後悔を感じるのはいいですが、感情に流されてはいけません。冷静に失敗だった理由を考えてみましょう。そして、買って良かったものは何が良かったのでしょうか?
そして、不要なモノは処分していきましょう。
- まずは簡単で優しい「買わない習慣」を短い期間で達成する
- それを繰り返し行う
- この際、金額は考えない
- 何らかの形でログ(記録)をとる
- 持ち物を見直す
「買わない習慣」を続けると得られる6つのこと
わたしが得られた6つのことを紹介します。
1. 部屋が片付く
まず、部屋が片付きます。
買わない習慣を実践すると、外から買わないモノは入ってこないのですから・・・!
特に買わない習慣とモノを手放すことを同時に並行していくと、部屋が少しずつ片付いていきます。それだけでも心がすっきりとします。
2. 手持ちのモノを大切に長く使うようになる
洋服を1年間買わないを実践していた時、手持ちの洋服をいかにして長持ちさせるのか、と苦心しました。
そして、外から変化を起こせないのであれば、手持ちの洋服でいろいろな組み合わせを考え、変化を起こすようになりました。それは無意識に洋服を買っていたころにはなかった習慣でした。
同時にきらめきも輝きも失っていた洋服たちがとても愛おしくなってきたものです。大切に使おう、と意識が大きく変わりました。
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3. 今後、買うべきものが見えてくる
買わない習慣とモノを手放すことを続けていくと、自分が必要としているもの、そして、気に入って長く使っているものがおぼろげながら見えてきます。
逆の言い方をすれば、今後、買うべきではないモノもある程度、明確になり、買い物の失敗を減らせるようになります。
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4. お金が貯まる
買わない習慣はとりもなおさず、お金を使わない習慣とも言い換えることができます。
この両者は表裏一体です。家計の節約に励むためにはまず、「買わない習慣」を身に付け、自分に必要なモノ、不必要なモノを見分けられるようになりましょう、
5. 家計がシンプルになる
家計簿をつけておられる方も多いでしょう。わたしは手帳にお金の動きを週単位、月単位で把握しています。
その家計簿がシンプルになり、すっきりとしますよ。そして、お金を使わない日を記録していますが、それが増えていくだけでも達成感があります。
それだけでも、お金の動き、買わない習慣のログをつけていくことは大きな意味があります。
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6. わたしにもできるという達成感を得る
まずは小さく、細かく、ハードルの低い買わない習慣を達成するようにしましょう。
失敗してもいいのです。イレギュラーな出費があってもいいのです。
また、そこから買わない習慣を続けていきましょう。あなたのマイルールを設定して買わない習慣を身に付けていきましょう。
1度だけじゃダメ!「買わない習慣」は繰り返し続けること
これまでも期間を設けて買わない習慣を続けていましたが、わたしの買わない習慣はどうしても一過性に終わりがちでした。
つまり、買わない習慣を実践中、「今日さえ乗り越えたら」「今週さえ乗り越えたら」欲しいものが買える、という意識がわたしの中に常にありました。むしろ、買わない習慣を実践すればするほどその傾向が強くなってきたように感じます。
もう、わたしの中で買わない習慣を実践 + ご褒美で欲しいものを買うがセットになってしまっていたかもしれません。
買わない習慣を頑張ったんだから・・・!と無意識のうちに自分に言い聞かせていましたね。ここ数年間、ずっとそんな調子だったかもしれません。
「それではダメだ」とようやく気づいて反省し、「買わない習慣」を続けることの必要性を強く認識したもの。
これを機会にわたしは常に「買わない習慣」を意識できるようにしていきたいと思います。
そして、家はすっきり、家計は潤う、わたしの心も潤う、状況を目指したいもの。何歳になってもその気概を保ち続けたいものです。