大学を卒業後、正社員として数年働いた後、派遣社員として複数の会社を渡り歩きました。特に派遣社員時代は大企業ばかりを渡り歩きました。
それから数年のブランク後、現在の会社にパートとして就職。就職先はザ・中小企業。そして、典型的なトップダウン方式、ワンマン経営者。
しがないパート主婦 & 傍観者として会社を見ている分には非常に面白いのですが、これが正社員だったら割り切るのはなかなか大変だな、とシミジミ実感する日々。
そう、わたしはイエスマンになれないわ、と思いながら働いております。ええ、まだ働いております・・・いつまで続くか分かりませんが、まだ働いております。でも、近々ブチ切れそう(汗)
特にパートとして働き始めは目が白黒させっぱなしでした。
派遣社員とはいえ、大企業で働いていた頃と比較すると本当におかしなことばかり、いえいえ、不思議なことばかり。そして、「これがワンマン経営というのものか・・・」と身をもって実感しました。
その実感を本日、紹介したいと思います。
パート主婦は見た!中小企業のワンマン経営の5つの特徴
ワンマン経営者の中小企業でパートとして働いているわたしが感じた5つの特徴を紹介します。
自己中心的なワンマン経営が横行
とどのつまり、中小企業のワンマン経営の特徴はこの一言に尽きるのだろう、と思います。
自己中心的なワンマン経営。
俺様の意見が会社の意見。俺様の考えが会社の考え。俺様の方針が会社の方針。俺様に従えーとな。
会議とは名ばかりの存在であり、ディスカッションは存在せず。ひたすらどうでもいいありがたい訓示を聞く場でしかなく。
ワンマン経営者は周囲の意見は一切聞きません。己の意見が絶対だと思っている節があります。己の判断がすべてだと思っていますね。
イエスマンしか配置しない
そのため、ワンマン経営者の周囲にはイエスマンしか周囲に存在しません。それはもう見事に。
ワンマン経営者の意見は絶対であり、それにイエスというしかないのです。
ノーと言ったら、即左遷か即配置転換か即自己退職へ追い込まれます。ワンマン経営者に反対意見を告げることはその会社においてはすなわち、身の破滅に繋がるのです。
ワンマン経営者は周囲の意見なんか求めていないのです。自分の意見に「イエス」としか言わない人のみを求めています。
なので、部下は誰もワンマン経営者に対して自分の意見を言おうとしません。
すべてはワンマン経営者の訓示をありがたく拝聴するのみ。ありがたく、ありがたく。
ナンバー2が不在、すべての指示ががトップダウン
ナンバー2が存在しません。
右腕が存在しません。
片腕が存在しません。
しがないパートの目から見ても「トップとは孤高の存在なのだ」とシミジミと実感されます(皮肉的な意味で)。会社の全責任をワンマン経営者が背負っておられます。
なので、仕事における指示はすべてトップダウンです。しがないパートにもトップダウンです。
ええ、本当にありがたいご指導、ご指摘を拝聴させていただいております。もったいないことに。
イエスマンばかり揃えているのに、何故か部下が信頼できないようで・・・それが不思議。
ワンマン経営者とは「俺様が絶対君主」であり、ナンバー2も右腕も片腕も不要だそうですよ。というか、歴代のナンバー2はすべて退職されたようで・・・遠い目
ワンマン経営者の気分次第で指示が変わる
基本的にすべてがトップダウン。
そう、トップの指示がすべてのはずなのですが、その指示内容がコロコロと変わります。せっかく準備をしていても、ワンマン経営者の気分が変われば、ころりと変わります。それはもう見事に。
そこで「え、わたしの今までの労力は?手間は?」と考えることは許されません。
ワンマン経営者が「やめる」と言えばそれまでです。「やめる」しかありません。すべては崇高な経営判断なのです。しがないパートにはうかがいしれない諸事情というものがワンマン経営者にはあるのです。
もしくは新たな閃きが。
その新しい閃きがどんなに理不尽なものであろうとも、ただ、ただ付き従うのが部下の役目なのです。
結果、おかしいことがおかしくないことになる
ワンマン経営者が白と言えば白。
黒と言えば黒。
そこに間違いなどあろうはずもありません。すべてはワンマン経営者の崇高な経営判断なのです。
昨日までおかしいと思っていたことも、今日になれば普通になります。人間、慣れます。恐ろしい・・・
ワンマン経営にもメリットがある
とはいえ、ワンマン経営にもメリットがあります。
すべてはトップダウンですので、ワンマン経営者が「OK!」と言えばすべて「OK!」の世界です。そこへ第三者が口を挟むなんてことはあろうはずもありません。
なので、ワンマン経営者の言うことに「イエス」と言い続け、ワンマン経営者の判断をマメに仰ぎ、たまにちょっとしたわがままやお願い事を追加すればすんなりと通ってしまう場面が間々あり、見ていると驚かされます。
何故、この意見が通るのか?あの意見はダメだったのに?その違いはなんだろう?と。
ま、結局はワンマン経営者の心をくすぐることができるか、できないかの違いですね。
ワンマン経営者のうまくくすぐることができれば、あなたは可愛がれ、あなたの意見が採用される可能性があるでしょう。
そして、結果として会社での出世も夢ではない・・・かも?
やっぱり、こんなワンマン経営者の下は嫌だ!
とはいえ、ワンマン経営者の下で働くのは容易なことではありません。
すべては経営者との相性と申しますか、会社の体質に慣れてしまうか、になるかと思いますが、わたしはなかなか慣れそうにないですね~(^^;
冒頭にも書きましたが、30代の頃は派遣社員として大企業ばかり巡っていました。
その頃と比較すると中小企業のワンマン経営者の下で働くのは理不尽なことばかり・・・!と感じることが往々にしてあります。本当に「え、なぜ?」と思うことの連続。
その「え、なぜ?」と思う理不尽なことに対して、どのように対処するかで心の持ちようやモチベーションの度合いが変わってくるのだろう、と思います。
わたしはパートなのでそこまでやりがいとか気合とかモチベーションを会社に求めておらず、「社会保険のために働く!生活のために働く!」と割り切っているつもりです。が、それでも悩ましい。本当に悩ましいです。
もちろん、ある程度の覚悟をしてパートとして入ったつもりです。
が、中小企業のワンマン経営者の下で働くのは「こんなに心がすり減るものなのか!怒り心頭になるものなのか!」と今更ながらに気付かされてしまいました。
いやーストレスがたまりますね~仕事ができない上司の理不尽な意味不明な指示に応えるのは。尊敬ゼロどころか軽蔑している上司にイエスというのは。わたしの中で一応、経営者としての尊敬はありますが、上司としての人間性には尊敬ゼロですからね~
まだパートゆえに勤務時間が短いから耐えられるけれど、フルタイム勤務だったら無理だろうな~シミジミ。
つくづく働くということは理不尽なことに耐えることの連続ですね。
パート仕事を辞めました、条件だけで選んだ仕事はろくでもないブラック企業であることを学びました
ついに職場を去りました・・・!
上記の記事ではオブラートに包んで優しく書いておりますが、やはりブラック企業でしたことよ(;´д`)トホホ